アラームが鳴って起きていたのに、雨音についうとうとしてしまい、寸でのところで寝過ごす処だった。疲れが溜まっているのか、体がだるい。きらん草を昨夜から飲む。その甲斐あってか、熱も然して出ず出勤できた。ありがたいことである。
雨が降るのはよくわかる。大蒜エキスを薔薇にかけておいてよかった。枇杷葉の青い実にもしておく。イラが薔薇の蕾を齧っている。枇杷葉にもさばっている。連休は仕事の日もあるが、休みもあるので、袋掛けをしよう。小指大になっている。
昨年まで、連休は出ていたが、何だかしんどくてたまらないので、全部は止めた。還暦で、年金がもらえればいいが、金額は少量だし、とても生活できない。止むに辞めれぬ事情で働いているとはいえ、体調悪しくとなる。枇杷葉パワーを浴びる。
晩春風光。とはよく云ったものだ。旧暦で季節を知っていれば、慌てることが少ない。だが若い人ら、いやいや年配の人でさえ、しきたりや慣習をいい加減なことにしている。障子がないから叩きはかけないので、埃は上から下へを知らない。
夕方に履物は下ろさない。着物は右前にしない。服は大勢で着せ掛けない。ご飯に箸は立てない等あるが、平気でしていることにびっくり。これらは全て、亡くなった人に対して行うこと。生前にすることではない。価値観が違うと言えばそれまで。
年を重ねる毎に、体は本来のリズムに戻る。然し、若い人等には気づかないことがある。時がないのと同じだったりする。時間は刻々と過ぎているが、何処かで止まってしまったり、螺旋が捲けなくなったりで、家族でさえわからないことも間々ある。
記憶力が低下していても、子どもの頃のことや、若かった時の想いには、自分の希望と夢があるから、然して忘れることが少ない。皮肉なことに、誰も知らない。大雑把な歴史を知っておくと、生まれた年代で納得も出来る。日本史は大切です。
芽吹き始めたヒヤシンス。土の中からつむじをのぞけた。途中、寒かったので、中々花が咲きませんでした。