枇杷葉茶の何が、体臭を消すのか知らない。ここ十数年、毎日枇杷葉茶を飲用するのも、血液がサラサラになり、くも膜下出血や、脳溢血等の脳の病気にならないように、或いは、癌の予防にとしてきた。症状のあらゆる面で効き目が現われ、驚くばかりだ。
眼病の手当てにも良く、ガーゼに浸したので、眼を拭くと視界が広がる。枇杷葉茶に塩を加えてもよく、効果は覿面である。虫刺され、擦り傷に切り傷、打ち身、捻挫、吹き出物、痔にも効くので、手当ての方法を変えれば、医者要らずとなる。王薬大樹とも云。
水虫に、タムシに悩んでいる方、枇杷葉のエキスに浸せば、三日で治る。安価で簡単な方法なので試してみては。枇杷湯に入っていれば、自然と治るのだが、湯舟が変色する嫌いがあるので、一概にお薦めできない。足湯でされるのもよいが、容器を決めて。
枇杷葉の効力を知って、もっと速くから施行していればよかった。と思うこともあり、これほどの効き目を他人には教えない。とも想う。枇杷葉と、旧暦と、読書生活があれば、快適とも考える。便利で快適な生活ばかりがいいとは思わない。まあ不便とも想えずだ。
旧暦での暮らしをしていると、身体が自然体に近づき、警告を発してくる。予知夢と言うのか、第六感とも云うが、判断に迷った時には、本能に従う。先日の台風での浸水も、ちょっとした気転が命を守った。若い者には、そういったことには疎いものかもと思う。
異変を感じ取る能力は、皆持っているものだが、テレビ等の情報に振舞わされて、判断が狂うのだ。自然災害には、直感が必要だし、いざと言う時の迷いは厳禁。加えて、人間の棲家でない場所には、断りが大切だ。命を落とすのは、何処に居ても同じかも。
生前、祖母は自然への祈りさえ、怠らなければ援けてもらえる。と感謝を忘れなかった。無闇やたらと殺生をせず、危害を加えられないように、充分な心構えを怠らなかった。宇宙と話し、風の声に耳を傾けて雲を眺め、星や月に祈り感謝していた。驕らない心。
白枇杷の苞がたくさん見える頃、山茶花が咲き始める。本来は、夏椿であったのが、いつの間にか・・・