枇杷の葉なし

枇杷の生育や、葉・花芽・種のことを日々の生活のなかで書いていく。

小雪、ちらつく。

2015年01月31日 | Weblog

 久々に寒い朝で、雪が舞っていた。吹雪にはならず、ほっとして出かけた。勤務中も、空から風花のように下りてきていた。洗濯物が外に干してあったのを取り込む。手が冷たく寒い。室内が乾燥しているので、換気をする。懐炉の有難みを知る。

 通草(あけび)が、これほどの効き目とは、驚くばかりだ。尤も、枇杷葉茶や鉈豆、ドクダミ茶を飲んでの、毒出しができているからだろうが、痰が絡んでの、イガイガが消え、少しばかりのしんどさも無くなる。手洗い・嗽は年中し検温も欠かさない。

 この時期に、病院に行くと言うことは、ウイルスを移されるようなもの。大勢の居る人混みも遠慮したい。遠出はもちろんだが、近場にも極力行かない。自分の健康を考えての行動が、病を未然に防ぐ。年齢的な衰えをして、防備に努めることだ。

 然し、人間ドッグが待っており、止む無く行かねばならない。手袋とマスクで、玄関に着替えを用意して行こう。愛車の中には枇杷葉茶を散布だ。殺菌力があるのと、香りがいいので撒く。自然の匂いが心地よい。寒中に沸かしたお茶を入れている。

 年を重ねてくると、日本語の美しさに気づく。かな文字のやわらかさ、漢字の堂々とした文字に、深くやさしい想いを知る。字の持つ意味と響きを、愉しみながら書きたいもの。硯と墨を買わねば。そうそう筆も。万年筆で書くのもいいなぁ。しみじみ。

 老後のことを考えると、貯えも乏しく、遊んで暮らせることもできない。かといって、束縛されるのは厭だし、集団での生活も好ましくない。気儘に自由に、となれば資金は無いものだ。自分の願うことと資金とが反比例で、贅沢はせずが一番らしい。

 此処に居れば、自然との共有がある。図書館に出かけ、無農薬の珈琲が飲め、枇杷葉を育てていければいいとしよう。季節は廻るのだから、それに任せることも必要かもしれない。人間は、死に向ってひたすら生きている。生かされてもいるよ。

 白いバラが咲いた。青紫蘇が群れる。枇杷葉の苗も陽射しを浴び、夏の日に揺らぐ。夏は爽やかな風が心地よい。

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未来は、暗澹たる・・・

2015年01月30日 | Weblog

 希望的観測も無ければ、善の兆しも乏しい。未来を占うには、暗雲立ちこめる気配が強く、低く広がる。今年の春が遅いのも、そういったことが要因かもしれない。或いは、棲み難い地上の様子に不安が広がるからか。明日は、我が身と思うことも。

 人を愛し、人間を信じる行為ができなくなり、互いが殺し合う世の中へと転じる。佳いことをするには、心が正しくなければできないが、悪に誘惑されることは容易い。自分を知って、まやかしに心が曇らないようにしよう。物事の本質を知ることも。

 聖書の中のノアは、ひたすらに家族を思い、悪に染まっていく人類を哀れんだ。神の声に忠実となり、他人の眼を気にせず、箱舟を造ったのだ。人間が偉いのではないことを知らしめ、人類の愚かさを見せつけた。陸地まで飛ばなかった烏は賢い。

 信じることで、家族を守りきったが、滅亡と再生を見届ける義務を負った。いつの時代にも、生きていくことは難しい。殺し合いも、悪の誘惑も避けられない。それが人間の業なのであろうことも承知だ。完璧な人間は存在しないが、誰しも闇はある。

 光と闇の違いはなく、光と同じだけ闇も存在する。光に起てば闇は見えないが、闇の中に居れば、光は眩しく煌めいて視える。悪に染まれば染まる程、光の輪は広がりをみせる。世界を閉ざしてしまうのは、闇から生じた光なのかもしれないとも思う。

 咽喉のイガイガに、通草酒が実に佳く効く。枇杷葉茶と同様に、謎が深まる。自然からの恩恵を上手く知れば、援けてもらうことが増えていく。その想いを強める薬酒に、驚くばかり。あけびがこれほどに効果があるとは・・・。命が漲るようになっていく。

 昨日、焼きすくもと塩を入れたが、直後に雨が降って安堵した。この絶妙のタイミングが合わないと、苗が枯れたり、木が弱るのだ。何だか、祖母が教えてくれたような気になった。お墓掃除はしておくべきだなぁ。祖母の笑顔が見えたようでうれしい。

 昨夏に収穫した鉈豆。とてもきれいな緑の鞘だ。水分がたっぷりだから、軟らかくて美味しい。焼酎に漬ければ、歯槽膿漏にいい。

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記憶力・・・

2015年01月29日 | Weblog

 昭和生まれにしては、季節の行事や、当時のことをはっきりと覚えており、映像さえ視える。友人の曰く、環境も左右する、ということに頷く。祖母の生きた暦には、間違いがなかったとも言えるが。それにしても、眼前に写る情景は、幼い頃に還っている。

 祖母は、器用貧乏であったが、同じ事をしても、丁寧であり、時間もかけない。感もあったようにも思えるが、失敗は一度で済むように、2回目には更なる工夫を施して、努力を怠らない人でもあった。四季折々の行事にも、理があることを説いてもいた。

 暦を活用し、心に標をつけ、忘れないように記していた。稲作だけでは食べていかれない。麦を植えての二毛作である。捨てることをせず、生かして使い切ることを心掛けてもいた。経験を生かし、症状に合わせての薬草も、取ってきて保存していた。

 祖母が、してきたことを思い出せることが誇らしい。何故、という眼で見ていたことも、今更ながら役に立つ。縄綯いも、他の誰よりも上手く、賃金の上乗せの出来栄えだった。まるで祖母の手にかかると魔法のようだった。子どもの眼にも鮮やかだった。

 天地のことにも熟知していた。土の温度や、水の温かさ、風向きや旬の物等、絶対に教えない場所を持っていた。山神さまの声も聴いていたかも。とこの頃想える。朝陽に祈り、星を見上げ、鳥の声にも耳を澄ます。今、そういった祖母が浮かんでくる。

 自然からの恩恵にも、伝わってくる方法は様々だろう。小さなことに歓び、僅かなことを幸せに感じる。神の声には澄んだ響きがある。自然の織り成す警告も、既に見えている。何をして、殺し合いは止めれないのか?核兵器の製造も、再稼動も否だ。

 人命を戦争の取引には使わないで!価値ある命は、掛替えのないもの。どういった理由にせよ、人の命を楯にする行為は、絶対にしてはならない。政治の世界に、持ち込むことこそ非人道だ。愚かなり人類。アウシュビッシュの悲劇を繰り返すな!!

 夏の庭の様子。咲き乱れるベゴニア。赤、桃、白と、照りかえる太陽に、眩しく咲いている。挿し芽をして増やす。

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宵の明星・・・

2015年01月28日 | Weblog

 西天の山際に光る、金星発見す。自宅近くだが、これ以上進めば隠れるので、愛車を停めて撮影す。月は、中天にかかっている。何という美しさであることか。昨夜は、零時になっていたが庭に下り、木星とオリオンのペテルギウスに見惚れた。

 四季折々の宇宙の換わりに、関心を持っていたいもの。勤務先で、メモリーブックをしていて、昭和初期の、或いは大正時代のことがわからない。と言うが、ネットで予め調べて、言葉や物の形を予備知識で持っていてほしい。昭和は遠くなった。

 この時期の食べ物には、餅や栗もあった。柿の干した物や、漬物までがお八つだった。薩摩芋は、上手く土に入れていないと腐り、大半は野の物にやられる。池の鮒、田んぼの鰌、蜆がご馳走であり、物が無いから、ひもじくて仕方なかったなぁ。

 こっそり砂糖壷に指を入れ、見つかって怒られる。甘酒は、糀を買って来て作る。流し焼きにしても、砂糖は入れないで作っていた。そんな物が口に入ればいい方で、買ってもらえないことの方が多かった。ぶげん者、という階級にしかなかった。

 林檎は箱で買い、大鋸屑を入れてあった。食べた後は、机になり、椅子になり、壊れてしまえば、炊きつけになった。釘は、伸ばして再利用した。東京オリンピックの年には、やっとテレビ(白黒)が観え、釘付けになる。祖母のもらう遺族年金だった。

 鉄腕アトム、鉄人28号、少年ケニア、狼少年ケン、スーパージェッター、宇宙少年ソラン、マグマ大使、ビッグX、Wスリー、NHK少年ドラマシリーズ。あの頃のトリックの貧弱さも、物語性が面白かったから楽しめた。隠密剣士や、こと姫七変化も。

 最近のテレビに飽きている原因は、何処も彼処も食べ物番組。報道するキャスターは、タレントばかり。面白く可笑しくだけの興味本位ばかり。未成年の犯罪が増える背景には、大人の躾が出来ていない者が、子どもを産んでしまうからでしょう。

 昨夏の庭に出来た、鉈豆と咲いている花。20cm位で取ると、軟らかくて美味しい。鞘が大きくなれば、種ができる。

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針供養、上弦・小潮

2015年01月27日 | Weblog

 流石に勤務先も暖かく、暖房を止めた。異常気象にも慣れたが、片や大雪である。申し訳なく思いつつ、有難く感謝する。何と言っても皸で、霜焼けも改善している。気温の低下で、なっていくことと、治る症状にもびっくりし感心もする。

 自然治癒能力にも、個人差があるだろうが、抗体や免疫の凄さにも驚く。それが、何をどうすればできたのか、或いは作用するのかは特定できないが、枇杷葉茶や通草、鉈豆、ドクダミやきらん草、千振等からのエキスが働くようだ。

 絶大なエネルギーもあれば、微力な物もあるだろう。然し、何れにせよ、自然からの贈り物として、与えてもらっているのは確かだ。受け取れるか、気づけるか、そういったことに関心があるかも影響するだろう。小さな命にも感謝する。

 先日、洗髪の話が出て、1ヶ月は洗わない。と言うと皆一様に驚いていた。Aさんは、テクノだと言うが、毎朝白豆大しかつけていない。枇杷湯で洗うのと、枇杷葉エキスが入ったボディシャンプーを使う。塩で、頭皮や髪を揉んでいく。

 塩には、殺菌作用とミネラルがあるためで、パサついていた髪がしっとりして、まとめるのに楽である。テクノを大量に使うと、独特の臭いが鼻につく。最近は、枇杷葉ローションを、数滴混ぜる。自然の香りを大切にしたい。塩が効いた。

 基本的には人体に、悪影響を及ぼすことは避けたい。枇杷葉茶には、頻尿を止める働きもある。夜中に数回起きて行くと、冬場なら冷えて風邪を引く。まだ、室内での移動はいいが、子ども時には野外まで行った。我慢して膀胱炎だ。

 就寝前の枇杷葉酒もいい。体が温まることは、実行しよう。顔につければ角質が取れ、美白効果も大きい。手も潤う。肘、膝の黒ずみも消える。踵は軽石で擦り、エキスを塗布して、ワセリンを磨りこむ。添加物が無いから安心だよ。

 膝の痛みには、湿布は効かないし、水が溜まるからと抜いてはいけない。枇杷葉の生葉を当てておくか、エキスをたっぷり浸けて、乾くまでそのままにしておく。動く場合には、焼酎漬けがいい。サポーターで固定すれば心配ないよ。

 夏の月は、妖艶でもある。セレネが、水辺に下りてきて、水浴びをしているよう。ふわふわと揺れ、枇杷葉の上で輝く。

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雨の一日・・・

2015年01月26日 | Weblog

 勤務に出掛ける頃から、アスファルトが濡れていた。傘は、愛車に積んでいるので、それを持って下りる。昼前の、トイレ介助や入浴介助の辺りから、大粒の雨が落ちだした。洗濯物は干していなかったが、靴が三足外にあり仕舞う。

 暖房が効いているので暖かく、皆居眠りをしている。のどかな風景だ。寒い間は、出掛けるのも案じる。インフルエンザが猛威を振るうし、ろくなことはない。家にじっとしていても、風邪は引く。体調管理が大切なことは言うまでもない。

 買ったばかりのストーブが、点火しようとしても回らない。芯を変えたら直る。これって、不良品ではないか。製造工程で、芯をきちんと填め込んでいないのが原因。ストーブの中に、水が溜まるって?可なりの確立のように言うが嘘だ。

 保障期間が1年内のに、新品との交換では、儲けがないことになる。こういった製品をバーゲンで騙されて買うのも、くじ運が悪かったのだろう。と諦めた。上手い話には、必ず裏があることに気づく。難も安く済んでよかったと思えば。

 雨が降るのに異存はないが、金星を観られないのは残念。宇宙は、天気に左右されるが、楽しみも多い。大気が澄んできれいになれば、輝きが更に増すのだ。自然の様子に、眼を向けていれば、偶然観えることもある。星に願いを。

 春休みを挟んでの、ムーミン展が来る。ペアチケットを、誕生日のプレゼントにした。彼女はファンなので、小躍りして喜んでいた。素直な彼女でよかった、と心から思う。そうしてみると、リエさんからのプレゼント、もらいっぱなしである。

 ベゴニアの白色。一重と八重がある。挿し芽で幾らでも増えていく。愛らしさに、初夏になると、あるのに買ってしまう。

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枇杷葉茶作りに

2015年01月25日 | Weblog

 起きるのをぐずぐずしたいたら、息子から連絡があり、子どものバレーの審判に行くようになったと言う。墓の上や周りの笹を刈る予定を、行くなら早めに終えたいらしい。慌てて仕度して出かけて済ます。天気もよく、風もない。布団を干す。

 午後からは、枇杷葉茶を作る。小さくしていたら捗らないので、適当に切る。生葉のいいのがあり、焼酎用を除ける。花芽の枯れたのは外し、お茶にする。まだ花芽の咲いている状態や、苞のままなのもある。枝に縁って色々なのも不思議。

 ドクダミを掘る予定であったが、枇杷葉茶に時間を取られたので、次回にすることに。休みが一日では、体が間に合わないこともある。遊んでいる訳ではないのだが、思うように動かなくなった。年を重ねる意味も深い。無理はしないこと。

 収入が決まっているから、贅沢をする気にはならない。それでも食べることは必須で、量を減らすか、価格を下げるかだが、休みには一日三食を二食にする。自分の用事ばかりなので、あまり動かないからだ。何事も程々が佳いと思える。

 庭の寒咲水仙が咲き出す。アネモネや、チューリップ、フリージアが芽を出す。クリスマスローズの蕾も、見え始めた。猫柳が、今にも綻びそう。梅も多少は、蕾が育っているよう。椿がそろそろかな。木瓜や椿は、晩冬から早春に咲き始める。

 特性の液(大蒜、蓬、唐辛子)を、庭中の花々にかけておく。剪定した枝を片付けたいが、枯れてこないので待つ。枇杷葉の花芽にもスプレーし、結実するよう願う。昨年の生りよりはいいか、春はまだ遠い。今年の春は、殊更に遅くて遠い。

 南天の実を、いつの間にか野鳥に啄ばまれていた。年末の撮影時には、たくさん生っていた。寒の入り頃からか、野鳥の飛来が増えてき、数日で消えた。腹痛の連中が多いらしい。自然に生きるものには大切な物。人間が横取りするのだ。

 昨夏の鉈豆の花。これは白花。10鞘程の収穫だったが、散らし寿しや、天麩羅、煮付けにした。

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西空に、金星と火星・・・

2015年01月24日 | Weblog

 勤務を終えての帰宅途上、西の空に一際輝く、惑星を眼にする。金星だ!内合から外合になってきたのだ。火星までは観えなかったが、近くにいる筈。水星は東方最大離角だ。金星は、-3.9等星、火星1.2等星、水星-0.7等星なのも人目を引く。

 大都会の喧騒さにも負けない輝きなので、夕方の宇宙を見上げてほしい。木星も注目されたい。衛星どうしの相互食が、明日も観られる。天文台に出かけるのも、自宅での眺めもいい。双眼鏡なら固定したのが観易い。肉眼での観望も素晴しい。

 冬の宇宙は、大気が澄んでいるので、大熊座・小熊座、秋のカシオペア王家、ふたご座、昴、冬の大三角のオリオン座、大犬座、小犬座の、ペテルギウス・シリウス・プロキオン。蟹座と獅子座の間に、木星がある。風邪を引かないようにして観よう。

 宇宙を見上げていると、自分の存在が小さく想え、生かされていることの不可思議さを感じるもの。理屈も屁理屈も、数式も証明も無く、文句なく命の有難さに気づく。森羅万象の素晴しさ、生きとし生ける物全ての根源。宇宙の摂理に固唾を呑む。

 戦争はいけない、と言いつつ、数え切れない争いを繰り返してきた。地球という星の、資源も価値も、人間の自己満足。感謝する気持ちさえない人類を、神は赦すのだろうか?惑星としての存在を、今誰に問うのだろうか。『ノア・・・約束の箱舟』

 明日は、枇杷葉茶を作ったり、ドクダミの根槐を掘る予定。寒中の作業も怠ると、自分に影響する。サンタさんに、そろそろ珈琲を頼もう。贅沢と言えば唯一、無農薬の珈琲だけだが、人生の至福感を感謝する。元は、リエさんとの出会いからだ。

 夏の時期は、生命の波長が大きい。エネルギーに溢れていて、弾ける眩しさ、躍動感。そこかしこに命の芽生えを見る。

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皸にため息・・・

2015年01月23日 | Weblog

 皸の原因が、洗剤なのかどうかは定かではないが、切れて痛いのと、血がにじむのに困る。馬油も塗ってみるが、台所に立たない訳にはいかない。洗い物は次々と出る。数があるのもないので、矢張り洗わなくては使えない。食洗乾燥機がほしい。

 いや、買ってもらっていたのだが、乾燥だけに使途していた。ゴミを溜め込んで壊れた。誰彼なしに使うので、いい加減な人も居れば、きちんとする者もで、機能を過度に酷使したためだ。機械にも、臍を曲げることもある。人間のような感情は無くても。

 少しばかり、気温が高いのも有難いが、麦は発芽していない。野鳥が群れていたので、きっと餌になったのかも。枇杷葉の花芽にも群がっている。鳥にとっても、餌さえ怪しくなってきてる。人間の残飯を啄ばみに来る。庭の隅に食べる物を撒いておく。

 小公女・小公子・秘密の花園。作者は同じ、バーネットだが、秘密の花園が断然面白い。岩波少年文庫での注文をした。自然からの命の芽生えには、この作品が興味深い。荒れ野の冬と、花咲く夏との対比も見事。偏屈メアリーの、内面の変化が素敵。

 既に読んでいるのに、本気ではなかったらしい。何かを見落としている気がする。また、子どもの頃と、大人になっての感じ方も違うだろう。新しい作品もだが、古典を読み返すのも悪くない筈。今年の目標にしよう。三国志、文庫で再読中だが進まず。

 今晩は、三日月だが観られなかった。月の、細い形が好ましい。眉月とも言うが、絶対に眉の形にはならない。絵や何かだと、下から上に緩やかに半月を描くが、実際にはその反対にしか観えない。月を眺めていると、その美しさに魅了されてしまう。

 夏の宇宙には、天の川が横たう。ベガ、アルタイル、デネブ。夏の大三角の見事さ。琴の音色に機の音、のどかに広がる田園に、丑が群れる。

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雨が降る・・・

2015年01月22日 | Weblog

 暖かいので、雪ではなく雨になった。氷雨、と言うよりは霧雨のようで、大寒中とは思えない程の気温だ。こういう時が一番危ない。インフルエンザが猛威を振るう。お蔭なことに、山女酒がある。咽喉がイガイガすれば、飲んでいる。佳く効く。

 幸いなことに、病原菌の方が寄り付かないらしい。暖房で暖かくしていないのも、いいらしい。コンビニで聞いたら、冬に汗をかき、夏にはかかないそうだ。季節が逆転しているのは好くないし、これが病気の元になってしまうことに気づかない。

 金銭的にゆとりがあると、物事は金で片付く、と思い込む。確かに、裕福な暮らしができればいいが、持続させるのも大変だ。金があると貯めることに夢中になる。色んな物を背負い込むのも、覚悟しておこう。命があれば生きていけるんだ。

 昨夜は、買って来たDVD『王妃マルゴ』を観ていたが、2時間半には厭きた。宗教のことが絡んでの王位の奪い合いも、ちょっとついていけない。萩尾望都のコミックスが解かり易い。実際に、存在したことにも衝撃を受けた。贅沢な世界である。

 寒中の作業に、笹刈りを決めている。ご先祖さまの眠る斜面に、笹が群れている。ここを刈っておかないと、蝮が出て来てもわからない。墓も掃除に手間取るのだ。草の生え放題、荒れ放題にはできない。人生の終りに、後悔しないように思う。

 誕生日が来ても、最近はうれしくない。プレゼントにも興味が湧かない。つまりは、欲しい物がないことだ。娘も息子も、見当外れの物ばかり。年齢を重ねると、衣類は下着に限る。それも絹がいい。軽くて暖かく年中重宝する。最近はネットで注文。

 上司から、昨日の菜の花寿しのお礼を言われる。いやいや、子どもとの約束は、如何なることも果たさねば。従って、出来ない約束は、しないことです。なまじいい加減なことを、口約束すると、大人の不信感を育ててしまう。嘘つきは泥棒の・・・

 夏が来れば思い出す・・・。尾瀬には行ったことはないが、みずばしょうの清らかさは、知っている。夏には、薔薇が咲き乱れる。

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