宇宙と父の話と自分の顔と
( 画像は 天草市崎津集落の教会など )
毎日愛聴しているラジオ番組
「らじるラボ」の今週のテーマは
『宇宙』だそうで
いろんなエピソードが
紹介されていて面白い
『宇宙』?
しばらく考えて
父親の言葉を思い出した
「宇宙のことを考えすぎると
頭(の中)が 変になるぞ」
という警告の言葉だった
私は 子どもの頃から
物事の「根源」について
あれこれ考えのが好きで
できたら究極の姿を見ようと
書物やネットで調べることもある
そして 四十代のある夜に
「宇宙」と「自分の存在」について
両者の関係について あることが
頭の中で突然閃いて 私は
愕然として 茫然自失に陥った
子どもたちがまだ幼い中
未来の光明が霞んで見えて
私はこれから何を支えに
何を生きがいに
生きていったら良いのか
ひどく迷ってしまった‥
その発作的な囚われは
その後 時折胸中に現れては
私を苦しめて来た
がしかし 還暦を過ぎる頃
子どもたちも成長して
孫たちが生まれたりして
自分の心身も草臥れ
私の気持ちも随分落ち着いてきて
穏やかにもなり
発作的な囚われは
影を潜めて来たようだ
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昨日(12/2)
寝る前に 鏡を見ていて
また天草旅行中の写真で
自分の顔を思い出して
「あゝ、ようやく僕は
自分らしい顔になったな」と
ある種の開放感が浮かんできた
私は 中学生の頃から
電話に出ると
直ぐ父親に間違われる
また冠婚葬祭で
親族に会う機会があると
いつも 〇〇さんは
お父さんにそっくりだねえ とか
よく似ているねえ とか
よく言われて来た
だから 鏡を見るたびに
今は亡き父親の顔を思い出し
自分は一体何なんだ、
本当の自分は どこにいるんだ と
思ったものだ
しかし 昨夜 鏡で見た顔は
正に「自分らしい顔に」なっていた
六十年過ぎて ようやく安堵した
この私は 今の私でいいんだと
今 散歩で訪れている
目の前の白川を見ながら
私は 改めて この自分を認め
この変容に納得している‥
ps 2020.12.3 草稿
天草市崎津集落は 2018年
ユネスコ世界文化遺産に登録された
NHKラジオ らじるラボ
今週のテーマ「宇宙」
(かつての)私は 自称科学少年で
いろんな科学雑誌などを読み
現在も 各種の科学の本を買って
楽しんで読んでいる科学爺さんだ
ただ 科学者としての資質や
能力があったかと言うと
確たる自信はない‥😅