哲ノート

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「芝浜」を小説で読む

2016-10-05 00:22:40 | 出来事
山本一力 著 「落語小説集 芝浜」を精読。

一番好きな落語の演目「芝浜」

亡き志ん朝師匠の落語研究会での「芝浜」を聴いて感動のあまり目頭が熱くなったのを覚えています。(幕が降りても席から立てなかったもの…感動ものですよ)

その後あらすじはアタマに焼き付けて、さまざまな演者による落語または講談としてなんども拝聴しています。(年末には必ずどこかで演じられますもんね)

今度「小説」として出版されたとのことで、さっそく購入して一読しました。

小説ですから「芝浜」の筋からはずれないように“厚み”をもたせて江戸庶民の人情話としての「芝浜」を読むことができました。

ほかに、「井戸の茶碗」「百年目」「抜け雀」「中村仲蔵」と、どれもが周知の落語人情話として収録されています。

落語では演者によって多少のアレンジはありますが、小説という読み物に変わると、話自体に厚みを持たせてまた違った人情話として味わうことができました。

落語の世界でも小説の世界でも「話の情景」が思い浮かぶってすごいことだよなぁ・・・「芝浜」やっぱいい話だ。
コメント
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