哲ノート

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雷電初土俵 -木馬亭 十月定席-

2016-10-07 23:39:19 | 落語・浪曲・講談・演劇・芸能
台風が過ぎて、一気に秋の気配が…「天高く…」なんて日です。



浅草・木馬亭で浪曲を楽しみます。

定席は毎月1週間の興行ですが、なかなかスケジュールが合わなくて残念なのですが、今月は“お目当て”出演ともぴったりあって、ぜひぜひ…と。



出だしは富士実子「秋田蕗」から始まって、“お目当て”澤勇人「松坂城の月」

酒に酔うと無理難題を振りかける城主と家来の物語、わかりやすい話しぶりとダミ声がさえわたって聞き惚れちゃいます。

「夢二の女」「義士外伝-村上喜剣」と続き、中入り後はもう一人の“お目当て”国本はる乃「雷電初土俵」

この9月に襲名披露して独り立ち、まだ若いのにその才能にほれぼれしちゃいます。

今回も抑揚の効いた唸りと語り、しぐさに観客はぐいぐい引き込まれて、木馬亭内がどんどんどんどん乗せられてゆきました。

浪曲界の若手の旗頭として、普及と発展にがんばってほしいです。

講談をはさんで、奈々福さんが「天保水滸伝から飯岡助五郎」そして国本晴美師匠が「孝子訴人」

最初はわかりにくかったですけど、聴いているうちに「あぁ…これぞ浪曲だぁ」といつのまにか聞き惚れちゃっていました。

最初から最後までなんか“ひとつの流れ”でよどみなく話がすすみ、“聴かせる浪曲”ってこんな感じなのかなぁ…とちょっと余韻を楽しめました。

限られた日程での木馬亭定席ですが、今後も要チェックの浪曲です。





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