先日“写美”での「木村伊兵衛展」(2024-3-21投稿)に刺激を受けて、もう1展気になる写真展を鑑賞
建物遺産としてもシンボリックな東京駅構内に併設されている「東京ステーションギャラリー」(「竹久夢二展」「春陽会展」以来です)
アクセスよくて、ちょっと時間が空いた時に、なかなか興味がわく企画展が随時行われています。
「安井仲治 生誕120年僕の大切な写真」と題した、回顧写真展がおこなわれています。
大正から昭和初期にかけて日本近代写真史に大きく足跡を残した、安井仲治氏の200点以上の作品を集めた回顧展で、
作品の魅力とともに撮影技術、写真技術の足跡も見られ、後世・現代の写真技術・文化・写真家に大きくかかわり影響を与えた写真家のひとりです。
有名な美術家・写真家の作品展はある程度(にわか)知っているものですが、今回の作品展のように事前に知らない(不勉強)のカタチで訪問するのも
これまた新鮮で、自分のインスピレーションに驚きと発見、刺激を受けるものがあったりして有意義なものになります。
数々のモノクロ写真作品を見回ると、当時の世間情勢・市井の人々の暮らしぶりとともに、黎明期の写真・撮影技術の模索が感じられます。
「プロムオイル」「シュールレアリズム」「半静物」・・・。
それにしても前回の「木村伊兵衛」展と同様に「モノクロ写真」のインパクトというのは大きいですね、写実的な街中のスナップ写真もモノクロにするだけでグッと印象が変わります。
帰路に東京駅丸の内側をモノクロで・・・とても威厳あふれるものになりました。これからもどしどしと写真の魅力に取りつかれたいと思います。
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