つれづれ写真ノート

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祇園祭宵山 Part 2

2013年07月19日 | 行事・歳時記

「コンチキチン」の祇園囃子が流れる中、まだ明るいうちから宵山を楽しんできました。

午後6 時から四条通などが歩行者天国になりますが、その直前の歩道の混雑がすごいです。

17日の山鉾巡行で必ず先頭を行く長刀(なぎなた)鉾。四条通にそびえていました。

鉾の先端にある長刀は、八坂神社や御所に刃先が向かないよう、南向きに取り付けられています。

人形ではない本物の稚児が乗る唯一の鉾。山鉾巡行の最初に、稚児が注連縄を切る場面は有名です。

 

そばにある会所の2階から鉾をながめたところ。

 

鉾を覆う豪華な懸装品(けそうひん)。

会所の下で、粽(ちまき)、手ぬぐい、あぶら取り紙などの授与品をどれか買うと会所2階に上がれ、男性は渡り廊下を通って鉾の中まで拝観できます(女性は不可)。

 

オジサンなので、鉾の中に入らせてもらいました。

美しい天幕。お祭り気分が盛り上がります。

 

祇園囃子を奏でる囃子方。

楽器は鉦(かね)、笛、太鼓。一般には少年のころ鉦から始め、大人になって笛や太鼓に移るそうです。

 

会所2階には祭に使われる色々なものが展示されています。

掛けられている大長刀は延宝3年(1675)の作。しかし、重くて鉾の揺れが激しいため、幕末から複製品に替えたとのこと。

さらに古くからあった、病気平癒など不思議な伝説のある大長刀(三条小鍛冶宗近の作)は、町内に秘蔵されており見ることができません。

 

懸装品のうち、右下の「胴懸(どうかけ)」(梅枝図)は14世紀ごろに制作された、世界でも2点しかない貴重な絨毯(じゅうたん)で、アメリカのメトロポリタン美術館でも展示されました(展示は復元品)。

 

 

祭の衣装。

 

鉾の後ろを飾る「見送り」。

 

飾り金具も凝っていて、「虫尽くし」だそうです。

 

なにしろ1100年以上の歴史がある祇園祭。長刀鉾だけでも見ものがたくさんありました。

こうした“お宝”をじっくり見られるのが宵山の楽しみです。

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撮影カメラ・レンズ

   キヤノンEOS 6D

    EF24–105mm F4L IS USM