パナソニックが25日、光学60倍(35mm判換算20-1200mm)のズームレンズを搭載したLUMIX DMC-FZ70 を国内でも発表しました(海外では発表済み)。
発売は8月22日。
各社から出ている同じタイプの高倍率ズーム機の中でも、光学60倍というのは初めてではないでしょうか。
もっとも、望遠端1200mmは、すでに他社にもあります。広角側が20mmに広がっての光学60倍。
それにしても、これ1台で相当な広角から超望遠まで撮れ、マクロモードを使用すれば、1cmまで寄れるというのですからすごいですね。
別売りのコンバージョンレンズ「DMW-LT55」を付けると2,040mm相当(35mm判換算)の超望遠にもなります。
カワセミなど野鳥を狙うのに最適ですね。
まあ、レンズの明るさがF2.8-5.9と望遠端で暗いのが残念。
デジカメWatchによると、
『同社の高倍率モデルとしては、2012年8月発売の「LUMIX DMC-FZ200」がある。FZ200は35mm判換算の焦点距離が25-600mm相当と24倍にとどまるが、ズーム全域でF2.8となっている点が今回のFZ70と大きく異なる。位置づけとしては、FZ70はFZ200の下位モデルになる。』
のだそうですが…
結構面白い機種だと思います。
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各社の高倍率機のスペックを調べてみました(連写機能などは精査しきれていません)。
◇各社の高倍率ズーム機(発売日順。35mm換算で望遠端1000mm以上)
・キヤノン PowerShot SX50 HS
ズーム倍率:光学50倍
焦点距離:4.3-215.0mm (35mm判換算24-1200mm)
開放F値:F3.4-F6.5
センサー:1/2.3型 有効画素数 約1,210万画素
手ブレ補正:あり
連写:通常/約2. 2枚/秒
ハイスピード連写HQ(連続撮影):約10枚/秒
ハイスピード連写HQ(AF連続撮影):約4.1枚/秒
※ 1回の連続撮影における上限枚数は10枚
発売日:2012/09/27
・ニコン COOLPIX P520
ズーム倍率:光学42倍
焦点距離:4.3-180mm(35mm判換算24-1000mm)
開放F値:F3-5.9
センサー:1/2.3型 有効画素数 1,808万画素
手ブレ補正:あり
連写:約7コマ/秒で最大7コマ(18M:NORMAL時)、高速連写120fps(約1/125秒以上で60コマ連続撮影)、
BSS(ベストショットセレクター)、マルチ連写(16コマ連続撮影)
発売日:2013/02/21
・富士フイルム FinePix SL1000
ズーム倍率:光学50倍
焦点距離:4.3-215.0mm (35mm判換算24mm-1200mm)
開放F値:F2.9-6.5
センサー:1/2.3型 有効画素数 1,620万画素
手ブレ補正:あり
連写: H:10コマ/秒 連続9コマ(画像サイズL、M、S)
発売日2013/02/23
・ソニー サイバーショットDSC-HX300
ズーム倍率:光学50倍
焦点距離:4.3-215mm(35mm判換算24-1200mm)
開放F値:F2.8-6.3
センサー:1/2.3型 有効画素数 約2,040万画素
手ブレ補正:あり(2群防振)
連写:約10コマ/秒(最大10枚まで)
発売日:2013/03/08
・パナソニック LUMIX DMC-FZ70
ズーム倍率:光学60倍
焦点距離:3.58-215mm(35mm判換算20-1200mm)
開放F値:F2.8-5.9
センサー:1/2.3型 有効画素数 1610万画素
手ブレ補正:あり
連写:メカシャッター時:約9コマ/秒、最大3コマ(ファイン / スタンダード)
AF追従連写:約5コマ・約2コマ/秒
高速連写モード時:約10コマ/秒 3M
フラッシュ連写
発売日:2013/08/22
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どのカメラが良いでしょうか…
焦点距離1000mm以上が、ずいぶん身近になったものです。