キヤノンから「EOS×PIXUS 体験会」の案内が来たので、20日に出かけてきました。大阪・梅田のキヤノンマーケティングジャパン大阪支店(ダイビル23F)。
フォトサークル会員限定で、カメラについては新製品のEOS 70Dなどのハンズオンコーナー、プリンターについては、PIXUS PRO 10、PIXUS PRO-100を使ったプリント体験コーナーがありました。
カメラは実写データの持ち帰りなどで画質を確かめられますが、プリンターは日頃試すことも少ないのでいい機会です。
染料インクのPIXUS PRO-100(8色)を試してみることにしました。
顔料インクのPIXUS PRO 10(10色)も魅力。でも、A4プリント3枚までしか試せないので、自分が一番使いそうなプリンターはどちらか、と考えると… 価格が安くて発色が鮮やかな、染料インクのプリンターの方かな、と。
PIXUSプリント体験コーナー。PIXUS PRO 10、PIXUS PRO-100とパソコン・モニターがずらりと並んでいました。なかなか壮観。
自分で撮影したデータ(RAWかJPEG)をCFカードやSDカードなどで持ち込んでプリントできます。
3種類から選べる用紙については、プラチナグレードを選択。
ラスターなどの艶消しに比べると、「鮮やか、ピッカピカ」過ぎて、素人的と言われそうですが… 好みなので。
PIXUS PRO-100でプリントしたところ。祇園祭の山鉾巡行です(撮影はEOS 6D)。
ぱっと見には、モニター画像とプリントでは余白の白さに差があるので、出来上がりが違うような印象。
しかし、画像部分をよく比較してみると、「お、色の再現性はいいな」と思いました。
鉾に懸けられた織物など、(この写真より肉眼で見ると更に)モニターとプリントの色はかなり近いです。
「色味は近いでしょう」と係りの人。
画質も申し分ありません、額に入れて飾っておきたいぐらい。
一般にモニターとプリントの色合わせは難しくて、部屋の照明だとかキャリブレーションだとか、面倒なことが多すぎ。そうやって努力してもモニターとプリントは完全に同じにはなりません。個人的にはモニター画像がどうあれ「プリントの出来がすべて」と割り切るほかないのかなと思っていました。
しかし、ここまでモニターに近いプリントが出来上がると、色合わせのストレスがなくなりますね。
キヤノンの人の説明によると、これは新しいプラグインソフト「Print Studio Pro」の機能によるものだそうです。
単純に言うと、パソコンがプリンターに出力するさいに、「モニターではどう見えているの」と確認しに行き、モニターの見え方に合わせているとのこと。
キヤノンホームページによると、
『プリンターとモニターでは、色再現域が異なります。それにより、モニターで目にした色と、出力した色にズレが起きることもあります。新しいカラーモードは、これを解消するために、プリンターと人間の視覚特性を考慮して、ガマットマッピングを行います。 sRGB色空間では「PROモード」、Adobe®RGB色空間では「ICCプロファイルを使う」の「知覚的」に設定することで、モニターで目にしている作品を、実際に出力される作品の印象に近づけて出力することができます。』
と説明されています。
機械が人間の視覚特性、紙色まで考慮してくれるようで、これなら簡単ですね。
プリンターの他の機能は試せませんでしたが、ちょっと欲しくなりました。
価格.comの最安価格は47,478 円(7/22現在)。平均で5万円以上するようですが…
カメラのコーナーも見に行きました。
ハンズオンコーナー。
EOS-1D XやEOS 5D Mark lll、垂涎の明るいL レンズなどが並んでいます。楽しいですね。
EOS 70D をまた試してみました。
バリアングル液晶は本当に楽です。ピント、シャッターがタッチだけでスムーズにできます。絞りもタッチで変更、その効果がリアルタイムに見られます。
ライブビューで連写すると液晶がブラックアウトするのは欠点ですが、連写音自体はファインダーでやるより静かになります(ミラーの上げ下げがなくなるため)。この連写音は気に入りました。
訪ねた時間帯が遅かったので、これ以上は試せず…
ともかく、PIXUS PRO-100でプリントできたのが収穫でした。
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撮影カメラ ソニーRX100