健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

ソフトドリンク税

2012-11-23 08:30:50 | 日記
通称Soda Tax (=ソーダ税)は最初にアメリカで提唱されたアイデアであり、2009年から30以上の州で導入されているそうです(Medister News)。米国では肥満、糖尿病は深刻な問題であるため、このような形で国民の消費を抑える必要性に迫られたためです。ソーダ税は炭酸飲料の他にスポーツ飲料、エナジードリンク等も対象となったそうです。ソーダ税のような物品税は米国以外の国でも導入されており、特に北欧のノルウェーでは砂糖が含まれる食品に対しては1キロあたり7.05クローネ(約99円)と定めているそうです。他にもハンガリーやフィンランド、今年からはフランス等の国々でも増税・課税の動きが見られるそうです。ソフトドリンクの飲みすぎは糖尿病、肥満以外にも様々な症状に繋がる恐れがあると考えられています。例えば保存料として含まれている安息香酸ナトリウムは喘息を悪化させる可能性があり、コーラなどに多いリン酸はう蝕、骨粗鬆症、腎臓結石を引き起こすこともあるそうです。マレーシアには砂糖生産に対し補助金があり、これが糖分摂取過多の大きな要因となっているそうです。そこでペナン消費者協会は、ソフトドリンクに対する課税と砂糖生産に対する補助金の廃止、特大のボトルの販売などを禁止するとを訴えているそうです。
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする