健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

チベット医学

2017-08-29 08:30:15 | 研究
チベット医学、チベット語で「ソワリッパ」は、病気を治すのに瀉血やお灸)、吸角など古来からある術を用いるものが、代替医療として脚光を浴びているそうです(AFPBB NEWS)。独自の理論や治療法に加えて、中国医学、インド医学「アーユルベーダ」の一部も取り込んでおり、瞑想や仏教の祈りなど精神療法も重視するそうです。今では世界各地に信奉者がおり、腰痛からがん、変性疾患まで、さまざまな病気の患者が望みを託しているそうです。患者の手首に軽く手を当てて、主要な臓器の状態や血圧を確認。そして、白い磁器に入れられた尿を2本の小さな竹棒でかき回し、色や泡のでき方、沈殿物、においを基に診断を下すそうです。レントゲン検査はしないそうです。信奉者はチベット医学は本当に効くと言うそうです。とはいえ、効果に関する科学的な研究はほとんど行われていないのが実情。
チベット医学の教説は、およそ2000巻の教本や、あらゆる精神療法家の守護者とされるブッダの教えに含まれており、チベットが発祥の地と考えられているそうです。また、チベット医学は中国とインドの古代療法の要素も入っているそうです。代替医療としてのチベット医学への関心が広まった背景には、チベット人が世界各地に離散している状況に加え、欧米で仏教の人気が高まったこともあるそうです。ですが、東洋医学の例に漏れず、近代医学の立場からは懐疑的にみられているそうです。2010年、インドはチベット医学を正式に「癒しの科学」として認め、国の医療制度に組み入れたそうです。

http://www.afpbb.com/articles/-/3138851
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