3Dバイオプリンターを使用して、機能し得る心臓の一部分をコラーゲンからつくり出すことに成功したとの研究結果がScienceに発表されたそうです(AFPBB NEWS)。この画期的技術を用い、将来的には心臓全体も生成できる可能性があると研究チームは述べているそうです。この技法は人体に最も多く含まれるタンパク質のコラーゲンを使用して、細胞外基質として知られる生物学的構造物を過去最高レベルの精密さで複製するというものだそうです。構造物は、プラスチック構造物の生成に用いられる大半の3Dプリンターをはるかにしのぐ20マイクロメートルという精度でつくられ、生細胞および毛細管に埋め込まれるそうです。研究では、磁気共鳴画像装置(MRI)で撮影した人間の心臓の画像を使い、患者固有の心臓の一部を複製。それを用い、心臓の鼓動の同期や心臓弁の開閉のなどの結果を得ることに成功したそうです。
https://www.afpbb.com/articles/-/3238090
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