健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

ウイスキーの違いを判別する人工「舌」

2019-08-30 08:30:06 | 研究
ウイスキーの微妙な違いを識別できる人工「舌」を開発したとする発表があったそうです(AFPBB NEWS)。今回開発された小型の味鑑定器は、銘柄も熟成年数も同じで熟成たるだけが違う場合でも99%以上の精度で識別できるそうです。さらに12年、15年、18年といった熟成年数の違いの他、複雑な混合物に含まれるさまざまな化学物質の違いも識別可能とのこと。鑑定器は、「味蕾」として機能する金とアルミニウムの微小片が市松模様状に配置。その上にウイスキーを注ぎ、液が沈む時にどのように光が吸収されるを調べるもの。金片とアルミニウム片のわずかな色の変化を測定し、検査対象のウイスキー試料ごとに測定データの統計分布図を作成。さらにこの鑑定器は、非常に高価なウイスキーが偽物であることも見抜いたことから、品質管理だけでなく、急増する偽のアルコール飲料対策への利用も期待されるそうです。また、持ち運び可能で再利用できる検査技術が有用であるとも、食品の安全性検査、品質管理、安全保障分野においても利用可能だということです。

https://www.afpbb.com/articles/-/3238863
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