喜びや怒りなどの感情が、味覚に影響を与えるそうです(QLife Pro)。「苦い」や「甘い」、「酸っぱい」などの味は、個人的な感情に左右され、例えば、牛乳の脂肪分でさえ、気分のいい人と落ち込んでいる人の味の評価は違うそうです。この研究は、19~47歳までの女性48人と男性32人を対象に行われたものだそうです。被験者らは、まず映画の「面白いシーン」と「悲しいシーン」、「ニュートラルなシーン」を見せられ、それぞれのシーンを見る前後の感情状態を評価したそうです。そして映画視聴時に、「甘い」「酸っぱい」「苦い」の3通りの味覚の飲み物を飲み、その強度を評価。牛乳の脂肪分は、味覚に基づいて評価されたそうです。その結果、すでにネガティブな感情状態だった被験者に、「面白いシーン」と「悲しいシーン」において、影響が現れたそうです。ネガティブな感情状態だった被験者は、劇的なシーンを見た後、高脂肪と低脂肪の区別がつかなくなったというのです。また、「苦い」と「甘い」を「強烈な味」と判断したとも。「ニュートラルなシーン」は、味覚に影響を及ぼさなかったそうです。なぜテレビの前でポテトチップスや他の脂っぽいスナックを食べ過ぎるのかの説明がついたというのですが・・・・・。ネガティブな感情状態の人は、摂食行動の認知制御が作動せず、自動的に食べてしまう?そうかもしれないですね。
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