ポパイというと、危機になると缶詰のホウレンソウを一気に飲み込み、筋肉もりもりになり、ピンチを切り抜けるマンガですね。昔を思い出します。このホウレンソウには硝酸が含まれているそうですが、硝酸を加えた飲み水を1週間与えたところ筋肉が増強されてたというのです。この研究結果はマウスを対象としたもので、マウスが摂取した硝酸の量を人間に当てはめるとホウレンソウを1日当たり200~250グラム食べた程度に相当するそうです。緩やかな動きを長時間続けるときに働く遅筋への効果はみられなかったが、瞬発的な動きに使われる速筋には明らかな効果が見られたそうです、驚きです。ポパイのマンガは本当だったということになります。これは、硝酸によってカルシウムの蓄積と放出に関与する2種類のタンパク質(カルセクエストリン1とジハイドロピリジン受容体)が増えていたことが分かったそうです。これらのタンパク質が増えることで、カルシウム放出が変化したことが筋力増強につながったと考えているそうです。
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