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健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

糖尿病と肝臓がん

2013-05-28 08:30:18 | 研究
糖尿病の人は、肝臓がんやすい臓がんになるリスクが2倍近くに高まるとする調査結果が発表されたそうです(NHK NEWSWEB)。この調査は、日本糖尿病学会と日本癌学会の合同委員会によるもので、合わせて33万6000人の男女を追跡した国内の8つの研究を基に糖尿病とがんの発症に関係があるか調べたものだそうです。その結果、糖尿病がある人のがんの発症率は、糖尿病がない人の1.19倍に高くなっていることが分かったというもの。がんの種類別に見ると、肝臓がんでは1.97倍、すい臓がんでは1.85倍とリスクが2倍近くに高まっていて、結腸がんでも1.4倍になっていたというのです。一方、乳がんや前立腺がんでは、糖尿病があるかどうかで発症率に統計的な違いはなかったとも。糖尿病とがんは、いずれも喫煙や過剰な飲酒、それにバランスの悪い食事や運動不足などの生活習慣が発症に影響するとされています。生活習慣の改善は糖尿病の治療に必要なだけでなく、がんのリスクも下げるので非常に重要だということですね。
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