英国のNGO「Oxfam」は、化石燃料由来の炭素排出量は、世界の上位10%の富裕層によるものが全体の50%を占める一方、下位50%の層によるものは10%にすぎないとの調査結果を発表したそうです(AFPBB NEWS)。現在フランスParisで195か国の代表が参加して国連気候変動枠組み条約(UNFCCC)第21回締約国会議(COP21)が開かれ、温室効果ガスの排出を抑制し、気候変動の影響を受けやすい国を支援する責任をいかに分担するかという問題は、気候変動に関する国連の25年に及ぶ取り組みの中で最も激しく対立し、長引いているテーマだそうです。Oxfamの報告書は1人当たりの炭素排出量を比べると最富裕層の上位1%は最下層10%の175倍に上るとしているが、多くの富裕国は、1人当たりの排出量ではなく総量でみた場合の中国やインドなどの新興大国による炭素排出量のリスクを指摘しているそうです。
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