急性心筋梗塞などの動脈硬化疾患は感染症と関係があるのでは?と1990年代からいわれており、その中でもクラミジアという病原体が動脈硬化プラークから同定されたり、また心筋梗塞を起こした患者さんに有意にその抗体価が高いという根拠からその原因説が疑われてきました。しかし、予防的に抗生物質を内服することがその発症を少なくする効果は認められなかったことから、最近その説というか治療に関して感染症を念頭におく概念はすっかり下火のように見えます。クラミジア以外にも動脈硬化と関連する病原体もいくつか報告されているようです。心筋梗塞と感染との関係が疑われるもう一つの根拠として好感度CRPが心筋梗塞患者で有意に高いということもいわれておりましたが、こうした非特異的マーカーも最近はあまり話題には上がらなくなってきたように思います。
感染も少しは関係あるかもしれませんが、それ以外のファクターのほうが影響がより大きいということなのでしょうね。LDLや高血圧、喫煙、糖尿病、ストレスなど、もっと大きな因子のほうを治療した方が明らかに予防効果が高いということだと思います。
しかしながら、こうした疾患に関した関連因子は意外なところで影響してくることもあるとは思います。仮説のままで終わるのか、それが定着して治療にまで結びつくのかは時代をみないと結論が出せないことも多々ありますね。
感染も少しは関係あるかもしれませんが、それ以外のファクターのほうが影響がより大きいということなのでしょうね。LDLや高血圧、喫煙、糖尿病、ストレスなど、もっと大きな因子のほうを治療した方が明らかに予防効果が高いということだと思います。
しかしながら、こうした疾患に関した関連因子は意外なところで影響してくることもあるとは思います。仮説のままで終わるのか、それが定着して治療にまで結びつくのかは時代をみないと結論が出せないことも多々ありますね。