セカンドオピニオンとは、他のひとの意見も聞いてみる、という意味です。特に医療に関しては、医師の診断や治療、または考え方なども一人一人、もしくは施設ごとに違うため、患者としてその診断や治療で本当にいいのか、納得できない場合は他の医者の意見を聞いてみる、という事で、セカンドオピニオンを希望されることも少なくありません。
しかしながら、セカンドオピニオンという言葉を医者も、患者もどちらも履き違えて誤ってつかっていることもあります。筆者としては、今までセカンドオピニオンという目的で紹介状を持参された患者様には、それまでの主治医の診断、治療が正しいか、他にもこうした治療もあるとかの意見を伝えて、基本的に主治医に返事を持たせて返すとこを基本としていました。しかしながら、患者さまが、たとえば都会の有名病院の有名医師の意見も聞きたいというので、セカンドオピニオン希望ということを紹介状に記載して紹介してるのに、こちらにはsecondオピニオンとしての返事もなく、ただ手術が必要だからということで説得してその病院で手術をして返して寄越す、しかも僧帽弁形成可能と思われる症例なのに弁置換の結果になるなど、必ずしも質のいい手術をうけていなかったりと不満の残ることもあります。
セカンドオピニオンとは、治療依頼ではなく、文字通り意見を聞く、という目的の言葉であるはずです。しっかりそうした対応をしている施設ももちろんありますが、やはりセカンドオピニオンとして最初は対応して、主治医にいちど差し戻した上で治療方針を決めるのがスジではないでしょうか。
心臓血管患者における患者獲得競争は熾烈なものがあるのは事実で、それによって施設の生き残っていけるかどうかが決まるのも事実ですが、患者の獲得のためには仁義なき戦いをする、これでは、ドラマで面白おかしくシナリオをかかれているのと、さほど差がない病院のレベルの低さを露呈していることになり、医師としての品位や社会的地位を低めてしまうだけだとおもいます。
横須賀市立うわまち病院ではセカンドオピニオンを頂いた場合は、その患者様の目線で患者様の最もメリットのある治療法を選択できるように意見し、主治医にお返しすることを基本とします。より多くのセカンドオピニオンを依頼いただけるような施設になるように今後も努力していきたいものです。
しかしながら、セカンドオピニオンという言葉を医者も、患者もどちらも履き違えて誤ってつかっていることもあります。筆者としては、今までセカンドオピニオンという目的で紹介状を持参された患者様には、それまでの主治医の診断、治療が正しいか、他にもこうした治療もあるとかの意見を伝えて、基本的に主治医に返事を持たせて返すとこを基本としていました。しかしながら、患者さまが、たとえば都会の有名病院の有名医師の意見も聞きたいというので、セカンドオピニオン希望ということを紹介状に記載して紹介してるのに、こちらにはsecondオピニオンとしての返事もなく、ただ手術が必要だからということで説得してその病院で手術をして返して寄越す、しかも僧帽弁形成可能と思われる症例なのに弁置換の結果になるなど、必ずしも質のいい手術をうけていなかったりと不満の残ることもあります。
セカンドオピニオンとは、治療依頼ではなく、文字通り意見を聞く、という目的の言葉であるはずです。しっかりそうした対応をしている施設ももちろんありますが、やはりセカンドオピニオンとして最初は対応して、主治医にいちど差し戻した上で治療方針を決めるのがスジではないでしょうか。
心臓血管患者における患者獲得競争は熾烈なものがあるのは事実で、それによって施設の生き残っていけるかどうかが決まるのも事実ですが、患者の獲得のためには仁義なき戦いをする、これでは、ドラマで面白おかしくシナリオをかかれているのと、さほど差がない病院のレベルの低さを露呈していることになり、医師としての品位や社会的地位を低めてしまうだけだとおもいます。
横須賀市立うわまち病院ではセカンドオピニオンを頂いた場合は、その患者様の目線で患者様の最もメリットのある治療法を選択できるように意見し、主治医にお返しすることを基本とします。より多くのセカンドオピニオンを依頼いただけるような施設になるように今後も努力していきたいものです。