さて、燕岳~大天井岳~常念岳縦走の後編だす
※ 前編と二日目のコースタイムはこちら ⇒ 燕岳~大天井岳 ~常念岳縦走(前編)
4時半頃、目が覚めたら空には満点の星 (枕元に窓があったのよね)・・・ で、天気が良さげなんで、ヘッデンを着けてご来光を拝みに行くことにした。
何てったって、山頂まで10分だもんね~
05:35頃、浅間山の右から太陽が昇り始める・・・
で、ご来光が来た~
振り返ると、穂高・槍のモルゲン・・・
薬師岳方面は・・・ よう分からん
北に目をやると、立山~針ノ木~白馬・五竜・鹿島槍がはっきりと見えた!
南の方には、富士山と南アルプスの鳳凰三山&白峰三山も良く見える。
いや~、早起きは三文の得ってこの事だね
ご来光と景色を堪能した後は、小屋で朝食・・・ これまた美味かった!
07:05/ 準備を整えて出発。
縦走ルートの右側には槍・穂高がずっと見えてるよ~ん
おっ、ハイマツの中に雷鳥発見! これは嬉しいサプライズ
暫く進むと、目指す常念岳が見えた。
こんな良い景色はなかなかお目にかかれない・・・ ま、のんびり歩こうということで、追いついたお嬢さんに記念写真を撮ってもらった
左に見えるのが、東天井岳。
07:50/ 東天井岳を右に巻いて山頂直下の道標にたどり着くと、この先歩く稜線とカールがド~ンと現れる!
左が横通岳で、右が目指す常念岳なんだけど、思わず息を飲む景色だった・・・。
道標からはカールの淵を歩く。 広々として気持ち良い・・・
ってか、稜線だけじゃあなくって、こういうバリエーションは飽きさせないね
ハイマツ帯
振り返って、カールと歩いて来たハイマツ帯の登山道・・・ 左端の凹が道標のある場所だよ。
槍・穂高は相変わらず付き合ってくれる・・・
横通岳がだいぶ近づいて来た。
横通岳も右にトラバースするように通過。振り返ると、大天井岳や燕岳 (右の方) も見えた
で、ここを過ぎるとこの景色も見納めなんで動画を撮ることにした。
最後に写ってるのは、ここまで付かず離れず歩いて来た単独のお兄さんとお嬢さん。
いろいろお話ができて楽しかったよ~ん またどこかで・・・
横通岳を過ぎると・・・
常念岳が全貌を現す、迫力あるね~! ってか、これ登るんかい きつそう!
09:20/ 横通岳からダ~ッと下って常念小屋到着。常念の登りに備えて、小屋前のベンチで15分程休憩。
09:35/ ザックをデポしていざ常念岳へアタック・・・ 標高差は約400mだ!
ゴーロ帯だし浮石もあって歩きにくい事この上なし! あと、真ん中のピークが山頂かと思いきや・・・
実はこれ、偽ピーク
ま、知ってたからめげなかったけど、知らんかったら心が折れるよな、これは
10:30/ そんなこんなで、縦走最後の常念岳山頂到着。
中央が大天井岳で、歩いて来た稜線が良く見える。 燕岳方面は残念ながら雲に隠れちゃった
槍と大天井岳の間には、鷲羽岳と薬師岳・・・ えっ! よく分かったな !? って・・・
カンペがあったも~ん
左から、前穂・奥穂・北穂・大キレット・南岳・中岳・大喰岳・槍ヶ岳・・・ 近いね~
前穂の左には乗鞍と御嶽山
他に、富士山も南アルプスも八ヶ岳も、あと火打や妙高らしいのも見えてたけど、写真じゃ良く分からんので省略
11:30/ 山頂で20分程眺望を楽しんでから下山し、常念小屋前のベンチで昼食休憩。
で、休憩を終えタクシーの予約を入れようとしたら、目の前をタクシー会社にTELしてるカップルが通って行った。 速攻で「ご一緒しましょう!」って言ったら、即「OK」・・・ 昨日の朝といいついてるね~ 脅しちゃいないよ
12:10/ そんなこんなで、帰りのタクシーを確保して下山開始。
常念岳は雲に隠れてきたけど、、、
紅葉がきれい!
12:35/ 最終水場通過。冷たくって美味かった
水場の横にある橋と沢・・・ 登山道はこの沢沿い整備されている。
高くて狭い所もあるから滑落に注意!
こういう所好きだけど、雨の後は水量が増えそう (実際、流された人がいるらしい・・・)
13:45/ 大滝通過。 んん~!? 昭文社の地図には「王滝ベンチ」ってかいてあるけど・・・ ま、細かい事は気にしない
これが王滝かな!? それにしても、水がきれい!
14:30/ 無事に一ノ沢登山口到着。タクシーは既に待っててくれたんで、これまたロスタイム無く帰路につくことができた
さて、 帰宅後GPSでデータを確認してみると、、、
一日目:行動時間: 8時間35分
移動距離: 12.1km(水平距離)
累積標高: +1926m、-515m
二日目:行動時間: 7時間25分
移動距離: 12.5km(水平距離)
累積標高: +583m、-2134m
とのこと。二日とも距離はあまりないけど、初日は登りで二日目は下りが凄いな・・・
でもまあ、久々に絶景の稜線歩きはできたし紅葉も楽しめたし、何よりお泊り登山の醍醐味のご来光とモルゲンが楽しめたんで満足満足!
素晴らしいルートだったんで、もっと早く来れば良かったな~と、ちと反省
ってか、ここ癖になりそうだ・・・ 但し、常念は抜きでね~