中川 自然坊
佐賀県松浦郡玄海町にて作陶
この刷毛目唐津も自然坊さんらしい力のある刷毛目の盃です
昨今体調を崩されている自然坊さんですが又バリバリと
仕事をされることを期待しています
(8.4×H4)
小澤 輝雄
信楽 相楽窯にて作陶
一見 黒備前に見えるこのぐい呑、不思議に思い聞きましたら
黒備前の様に田土等を塗っていないそうで
黒御影と言う土を使い穴窯で数日焼けばこうなるそうです
現在の信楽はこれが信楽焼?と思う釉薬を使った焼き物にも信楽焼
とついているので、これも信楽ぐい呑なんでしょうね・・・
(7×H4.6)
柴垣 六蔵
富山県生まれ、鈴木五郎の工房を経て独立
愛知県西加茂郡藤岡町にて作陶
棚に並んでいる他の作品の中で一際目を惹いたこのぐい呑
気になってどうしようもない
何が気になるのか考えてみるに志野となっているのに
今までに志野でこの造形は私は見たことがないのに気がついた
口縁は指が切れるくらいに薄く作られて織部のような形
志野はふっくらとしたのが志野だと勝手に思い込んでいた私には新鮮な
志野でした
(7.6-7×H3.7)
鯉江良二
この作品は常滑に行ったら良く寄っていたギャラリーで入ったら
奥の引出を勝手に開けて物色してもらったぐい呑です
何時もの様に入って勝手に物色をしていたら、新しい店員さんが驚いて
オーナーに注進、オーナーが、良いのよあの人はぐい呑を探しに来て
いる人だから・・・最近はご無沙汰です
前回の織部の時に高台の中に釉薬がチョンと付いているのは
意識して付けたものか偶然かと書いてから手持ちの釉薬の掛って
いる作品を全部見ましたが此の二個しか付いていませんでした
偶然かも・・・・
(6.1×H4.6)
森本 真二
現在は京都亀岡の窯にて作陶
昨年の作陶展の時に赤織部が気になっていましたので今年も
お邪魔しました
まず目に付いたのがこの不思議な織部でした
赤織部は通常は緑に発色する織部を数回焼いて赤く発色させる
のですが、この織部は赤く発色したものをもう一度焼いて緑に
発色させたものとの事で5回焼成しているそうです
下地に白釉が掛けてあるので上部は織部釉が流れ落ちて薄く、下部に
は流れ落ちた釉が溜まりマット状の緑に発色をしています
(7.2×H5)
山下 孤松
森陶岳氏に師事 日本書院二科審査員
少し変わった肩書きを持つ山下さんです
毎年私の住処の近くの百貨店で作陶展が開かれますので
お邪魔しています
今年は少し変わった物をと思いつつも良く焼けて灰の被った
おとなしい?作品を戴いてしまいました
(6.8×H4.8)