はぶて虫のささやき

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(旧:はぶて日記)

そりゃあ、金持ちにはなりたいけど・・・

2012-08-20 | 日記
現在ベストセラーとなっている書籍に「金持ちになる男、貧乏になる男(スティーブ・シーボルド著)」というものがあるらしい。

http://www.amazon.co.jp/%E9%87%91%E6%8C%81%E3%81%A1%E3%81%AB%E3%81%AA%E3%82%8B%E7%94%B7%E3%80%81%E8%B2%A7%E4%B9%8F%E3%81%AB%E3%81%AA%E3%82%8B%E7%94%B7-%E3%82%B9%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%83%96%E3%83%BB%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%83%9C%E3%83%AB%E3%83%89/dp/4763132105

電車にも大きな広告があって、すでに13万部も売れているのだとか。

こういう本を読もうと思っている時点で、「貧乏人になる男」みたいな気もするが、宣伝文句に以下のような言葉が載っていた。

一目見て、ちょっと違和感があったので触れてみたい。


①貧乏になる男は「小銭を貯める」ことを考え、金持ちになる男は「大金を稼ぐ」ことを考える

⇒金持ちになるような人って、確かに「大金を稼ぐ」ことを考えていたからこそ、なのかも知れないが、その中には、「小銭」を大事にしていたから、という話をよく聞く。
それに対して、貧乏になる人って、そもそも「貯める」ことなんかあまり考えていないのではなかろうか。


②貧乏になる男は「時間」をお金と交換することを考え、金持ちになる男は「アイデア」をお金と交換することを考える

⇒①と同様、金持ちになる男の考えていることはわかるが、貧乏になるような人は、そもそも「時間と交換する」なんていう概念さえない、と思う。


③貧乏になる男は金持ちになると「友人を失う」と考え、金持ちになる男は金持ちになると「友人が増える」と考える

⇒これまた同様。貧乏になるような人が「金持ちになると友人を失う」などと考えているとは思えない。


④貧乏になる男は「すぐに金持ちになりたい」と考え、金持ちになる男は「金持ちにふさわしい人物になろう」と考える
⑤貧乏になる男は自分が金持ちになるに「値しない」と考え、金持ちになる男は自分が金持ちになるに「値する」と考える

⇒貧乏になる人が、④「すぐに金持ちになりたい」と考えているのに、⑤「でも、金持ちになるに値しない」と考えているとは、何か変じゃないか?


⑥貧乏になる男はお金を「ストレス」と結びつけ、金持ちになる男はお金を「心の平安」と結びつける

⇒①と同様。貧乏になるような人が「金とストレスを結び付けている」とは思えない。


⑦貧乏になる人は「嫌いなこと」をしてお金を稼ぎ、金持ちになる男は「大好きなこと」をして財産を築く

⇒大好きなことをしても「貧乏」な人はいると思うけど、そういう人はどうなの?


⑧貧乏になる男は「お金と健康は無関係だ」と考え、金持ちになる男は「お金で自分たちの命は救える」と考える

⇒「お金があれば健康になれる」と思っていても、貧乏になる人って多いと思うぞ。


⑨貧乏になる男は「宝くじ」に期待をよせ、金持ちになる男は積極的に「行動」を起こす

⇒まあ、そうかも知れない。


⑩貧乏になる男はお金を「悪いもの」と考え、金持ちになる男はお金を「よいもの」と考える

⇒お金を「悪いもの」と考えている人って、意外と金持ちになった人の方にいるような気が・・・?


⑪貧乏になる男は「会社で働けば安定する」と考え、金持ちになる男は「会社は不安定」であることを知っている

⇒貧乏人だって「会社は不安定である」と知っている人はいる。それと、「会社で働けば安定する」と考えているから貧乏になるのではなく、貧乏な人が、会社で働くことができれば、確かに「安定」はする。


⑫貧乏になる男はお金を「有限」の資源と考え、金持ちになる男はお金を「無限」の資源と考える

⇒いわゆるギャンブル依存症の人は逆だろう。貧乏人のくせに、10万円が1万円になっても「まだ1万円ある」と非常にポシティブだ。まるで「金は無尽蔵にある」と考えているかのように。


⑬貧乏になる男は外国旅行を「出費」とみなし、金持ちになる男は外国旅行を「投資」と考える

⇒これはそうかも知れない。


⑭貧乏になる男は「他人に足を引っ張られる」と考え、金持ちになる男は「宇宙が応援してくれる」と考える

⇒これは、貧乏になる人の方はわかるけど、金持ちになる人の方がよくわからない。もしかして鳩山さんみたいな人だ、ってことか? ただ、あの人の場合は、生まれた時から金持ちだったから、ちょっと違うけど・・・



こうして見ると、全体的に「金持ちになる人の考え方」というのは、何となく理解はできるが、「貧乏になる人」の考え方は、ほとんど理解できない。

そこで調べてみたのだが・・・

この本の原題は「金持ちはどう考えるか」らしい。

つまり、実際にいろんな金持ちに会って、直接話しを聞きながらまとめた本、ということだ。

ということは「貧乏になる人」の方は、著者の言葉なのか、編集者が勝手にまとめたのか、いずれにしても、後からの「こじつけ」みたいなもの。
だから違和感があるわけだ。

たぶん本書では、このあたりの説明があるのだろうけど、この広告文を見てホントに「読んでみたい」と思う人って、いるんだろうか。
いるんだろうな。


ちなみに、私の場合は・・・

①貧乏人タイプ ⇒ やっぱり、少しずつしか貯まりません!?
②金持ちタイプ ⇒ ただ「アイデア」が出てこないだけです!
③金持ちタイプ ⇒ ただし、金持ちになってからの友達は、あまり信用できないと思います。
④どちらとも言えない
⑤どちらとも言えない
⑥どちらとも言えない
⑦どちらとも言えない ⇒ もちろん「好きなこと」をして金持ちになりたいとは思ってます。
⑧金持ちタイプ ⇒ そりゃあ、お金があれば高額医療だって受けられるし・・・
⑨貧乏人タイプ ⇒ 今のところ宝くじしか金持ちになる可能性はなさそうです。ただし宝くじは買いません!なぜなら「(統計的に)当たるわけない」からです。
⑩金持ちタイプ ⇒ 単に「あればいいな」と思ってるだけですが・・・
⑪どちらとも言えない
⑫貧乏人タイプ ⇒ 現実に「有限」なものですから。
⑬貧乏人タイプ ⇒ あまり行きたいと思わないもので・・・
⑭どちらとも言えない ⇒ 少なくとも「宇宙が応援してくれる」などとは思ってません!


結論

「金持ち」にはなれそうもありません!

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