今日は「ワイルド・スピード/ジェット・ブレイク」を見てきました。
人気カーアクション『ワイルド・スピード』シリーズの9作目。主人公ドミニクと苦楽を共にしてきたファミリーの絆を揺るがす新たな試練が描かれる。ドミニク役のヴィン・ディーゼルをはじめ、ミシェル・ロドリゲス、ジョーダナ・ブリュースターらおなじみの面々が集結し、『ワイルド・スピード ICE BREAK』に出演したシャーリーズ・セロン、プロレスラーのジョン・シナらが共演。『ワイルド・スピード EURO MISSION』などシリーズ4作の監督を務めたジャスティン・リンがメガホンを取る
主演:ヴィン・ディーゼル
共演:ミッシェル・ロドリゲス、ジョン・シナ、タイリース・ギブソン、クリス・リュダクリス・ブリッジス
その他:ジョーダナ・ブリュースター、ナタリー・エマニュエル、サン・カン、ヘレン・ミレン、シャーリーズ・セロン、カート・ラッセルなど
<ストーリー>
レティ(ミシェル・ロドリゲス)と幼い息子のブライアンと共に穏やかに暮らすドミニク(ヴィン・ディーゼル)の前に、実の弟ジェイコブ(ジョン・シナ)が刺客となって現れ、次々に攻撃を仕掛けてくる。かつての宿敵サイファー(シャーリーズ・セロン)ともつながるジェイコブは、ある恐ろしい計画を実行しようとしていた。彼らの陰謀を阻止するため、ドミニクはファミリーと一丸となって立ち向かう。
これはヒドかった!
もともと、ストーリーはハチャメチャだし、ただアクションを楽しむだけの映画だったとは言え、さすがに今回はヒドすぎる。
今作では、何と宇宙にまで飛び出してしまう。
「007」シリーズが低迷期だった時に、「ムーン・レイカー」で三代目ジェームズ・ボンドのロジャー・ムーアが宇宙に飛び出したような感じ?
つまり、「そこまでやるかね」というものだけど、いちおう007は、れっきとした諜報組織であるMI6の一員であるから、組織として宇宙に飛び出すのは、まったく荒唐無稽な作戦とは言えない!?
しかし、一方のドミニク率いるファミリーは、ただの街の泥棒集団であって、「ミッション・インポッシブル」みたいな特殊な技能を持った秘密組織ではない。
しかも、宇宙に行ったのは、普通のスポーツカーにロケットエンジンを装着しただけのものである上に、乗っているのは事前に何の訓練も受けていない、そのへんのチンピラ集団だ。
あの「アルマゲドン」でさえ、宇宙に行く前にはいちおう訓練を受けていた。
これを作ったヤツは、そのあたりを「そんなの、どうでもいいわい」とか思っていたに違いない。
なのであれば、そんな荒唐無稽を通り越して、呆れるほどつまらない設定にするのではなくて、もう少しマシなストーリーを考えればよかったのに。
ドミニク・ファミリーが、なぜか急に超人集団みたいになってきて、見ていてついていけなかった。
また、今作では突如としてドミニクの実の弟が登場する。
この作品では、とにかく主要人物が死んだり生き返ったり、そのあたりが場当たり的であるのだけど、そのためにわざわざドミニクの子供時代を描いてみせて、「実は弟がいたんだ。そして兄を恨んでいた」みたいな設定にしているのは安易すぎるだろう。
とは言え、どうして弟が兄を恨んでいたのか、結局のところうまく描けていないので、突如登場しては、最後は仲直りするという、まったく唐突な展開となっている。
でもこの弟、単に兄を恨んでいるというだけではなく、世界中を混乱に陥れようとして破壊・殺人の限りを尽くしていたんだぞ。
それが、最後の方で悪の組織に裏切られたからと言って、急にドミニクたちの味方についたところで、こいつのやった罪は大きすぎて、とてもハッピーエンドで終わらせられるような展開ではないだろう。
これまた超いいかげんな発想でのストーリーと言うしかない。
さらに、今作では超強力な磁石が登場する。
だけど、なぜかそれを搭載している自分たちの車にはまったく影響がなく、敵にしか効かないし、とにかく都合のよすぎる兵器であり、見ていて迫力があるとは言え、街中を破壊し尽くしているので、最終的にファミリーが「良かった、良かった」とか言っていても、まったく感情移入できない。
あと、死んだはずの人が生き返りすぎ!
一旦死んだという描写をしておいて、後になって「あれは実は作戦だった」みたいな描き方は卑怯以外の何ものでもない。
さらに、舞台として東京が出てきたが、あれっていつの時代の東京なの?
というか、街中が暗すぎて、東京の飲み屋街には見えないどころか、どうにも日本語の看板が並んでいるだけのチャイナタウンにしか見えない。
そして、物語の数少ない謎解きの場面(?)である、「メキシコの写真だけど、消印は東京」という謎だけど、あっさりと解決する。
何と、それは「メキシコ料理店」が掲げている国旗だったのだ!?
はあ??
映っていたのは、ただのチェーン店だろ。
なのに、そこに侵入したレティ達は、突如敵方に襲われる。
「ビンゴ!」というわけ・・・がないだろ! ご都合主義もいいかげんにしろ!!
さらに、そこに登場した少女が、「もしかして日本人のつもり?」という不細工な女性。
どうして、ハリウッド映画に登場する日本人女性って、こんなのばかりなの?
アクションのできる女優さんがあまりいない、ということかも知れないが、ちょっと日本人をバカにしてないか?
そして、ラストあたり。
世界を破滅に追い込む兵器を盗んだ組織が乗っていた大型の装甲車を乗っ取ったはいいが、敵の攻撃を受けて、崖から転落してしまう。
しかし、主人公は不死身でケガ一つしていない・・・どころか、何と地面に着地した装甲車を再び運転して窮地を脱する。
もう「いいかげんにしろ!」を象徴するシーンだった。
せっかく、これまでに登場したシャーリーズ・セロンやカート・ラッセル、さらにはヘレン・ミレンまで出てきているのに、こんなクソみたいな内容にするなんて、この監督はいったいどういう神経してるんだろうか。
「どうせなら、ジェイソン・ステイサムを出せよ」と思っていたら、何とエンドロール後に彼が出てきた!
さらに、そこへ敵であるハンが現れて終わり。
たぶん次回作への予告だろうけど・・・もちろん次回も見ますよ。
とは言え、今作はヒドすぎたので、評価は「D」にします。
仲間が宇宙に飛び出した時に「これはいかん!」と思い、この時点で「D」確定でした。
いやあ、ホントにヒドかったです。
人気カーアクション『ワイルド・スピード』シリーズの9作目。主人公ドミニクと苦楽を共にしてきたファミリーの絆を揺るがす新たな試練が描かれる。ドミニク役のヴィン・ディーゼルをはじめ、ミシェル・ロドリゲス、ジョーダナ・ブリュースターらおなじみの面々が集結し、『ワイルド・スピード ICE BREAK』に出演したシャーリーズ・セロン、プロレスラーのジョン・シナらが共演。『ワイルド・スピード EURO MISSION』などシリーズ4作の監督を務めたジャスティン・リンがメガホンを取る
主演:ヴィン・ディーゼル
共演:ミッシェル・ロドリゲス、ジョン・シナ、タイリース・ギブソン、クリス・リュダクリス・ブリッジス
その他:ジョーダナ・ブリュースター、ナタリー・エマニュエル、サン・カン、ヘレン・ミレン、シャーリーズ・セロン、カート・ラッセルなど
<ストーリー>
レティ(ミシェル・ロドリゲス)と幼い息子のブライアンと共に穏やかに暮らすドミニク(ヴィン・ディーゼル)の前に、実の弟ジェイコブ(ジョン・シナ)が刺客となって現れ、次々に攻撃を仕掛けてくる。かつての宿敵サイファー(シャーリーズ・セロン)ともつながるジェイコブは、ある恐ろしい計画を実行しようとしていた。彼らの陰謀を阻止するため、ドミニクはファミリーと一丸となって立ち向かう。
これはヒドかった!
もともと、ストーリーはハチャメチャだし、ただアクションを楽しむだけの映画だったとは言え、さすがに今回はヒドすぎる。
今作では、何と宇宙にまで飛び出してしまう。
「007」シリーズが低迷期だった時に、「ムーン・レイカー」で三代目ジェームズ・ボンドのロジャー・ムーアが宇宙に飛び出したような感じ?
つまり、「そこまでやるかね」というものだけど、いちおう007は、れっきとした諜報組織であるMI6の一員であるから、組織として宇宙に飛び出すのは、まったく荒唐無稽な作戦とは言えない!?
しかし、一方のドミニク率いるファミリーは、ただの街の泥棒集団であって、「ミッション・インポッシブル」みたいな特殊な技能を持った秘密組織ではない。
しかも、宇宙に行ったのは、普通のスポーツカーにロケットエンジンを装着しただけのものである上に、乗っているのは事前に何の訓練も受けていない、そのへんのチンピラ集団だ。
あの「アルマゲドン」でさえ、宇宙に行く前にはいちおう訓練を受けていた。
これを作ったヤツは、そのあたりを「そんなの、どうでもいいわい」とか思っていたに違いない。
なのであれば、そんな荒唐無稽を通り越して、呆れるほどつまらない設定にするのではなくて、もう少しマシなストーリーを考えればよかったのに。
ドミニク・ファミリーが、なぜか急に超人集団みたいになってきて、見ていてついていけなかった。
また、今作では突如としてドミニクの実の弟が登場する。
この作品では、とにかく主要人物が死んだり生き返ったり、そのあたりが場当たり的であるのだけど、そのためにわざわざドミニクの子供時代を描いてみせて、「実は弟がいたんだ。そして兄を恨んでいた」みたいな設定にしているのは安易すぎるだろう。
とは言え、どうして弟が兄を恨んでいたのか、結局のところうまく描けていないので、突如登場しては、最後は仲直りするという、まったく唐突な展開となっている。
でもこの弟、単に兄を恨んでいるというだけではなく、世界中を混乱に陥れようとして破壊・殺人の限りを尽くしていたんだぞ。
それが、最後の方で悪の組織に裏切られたからと言って、急にドミニクたちの味方についたところで、こいつのやった罪は大きすぎて、とてもハッピーエンドで終わらせられるような展開ではないだろう。
これまた超いいかげんな発想でのストーリーと言うしかない。
さらに、今作では超強力な磁石が登場する。
だけど、なぜかそれを搭載している自分たちの車にはまったく影響がなく、敵にしか効かないし、とにかく都合のよすぎる兵器であり、見ていて迫力があるとは言え、街中を破壊し尽くしているので、最終的にファミリーが「良かった、良かった」とか言っていても、まったく感情移入できない。
あと、死んだはずの人が生き返りすぎ!
一旦死んだという描写をしておいて、後になって「あれは実は作戦だった」みたいな描き方は卑怯以外の何ものでもない。
さらに、舞台として東京が出てきたが、あれっていつの時代の東京なの?
というか、街中が暗すぎて、東京の飲み屋街には見えないどころか、どうにも日本語の看板が並んでいるだけのチャイナタウンにしか見えない。
そして、物語の数少ない謎解きの場面(?)である、「メキシコの写真だけど、消印は東京」という謎だけど、あっさりと解決する。
何と、それは「メキシコ料理店」が掲げている国旗だったのだ!?
はあ??
映っていたのは、ただのチェーン店だろ。
なのに、そこに侵入したレティ達は、突如敵方に襲われる。
「ビンゴ!」というわけ・・・がないだろ! ご都合主義もいいかげんにしろ!!
さらに、そこに登場した少女が、「もしかして日本人のつもり?」という不細工な女性。
どうして、ハリウッド映画に登場する日本人女性って、こんなのばかりなの?
アクションのできる女優さんがあまりいない、ということかも知れないが、ちょっと日本人をバカにしてないか?
そして、ラストあたり。
世界を破滅に追い込む兵器を盗んだ組織が乗っていた大型の装甲車を乗っ取ったはいいが、敵の攻撃を受けて、崖から転落してしまう。
しかし、主人公は不死身でケガ一つしていない・・・どころか、何と地面に着地した装甲車を再び運転して窮地を脱する。
もう「いいかげんにしろ!」を象徴するシーンだった。
せっかく、これまでに登場したシャーリーズ・セロンやカート・ラッセル、さらにはヘレン・ミレンまで出てきているのに、こんなクソみたいな内容にするなんて、この監督はいったいどういう神経してるんだろうか。
「どうせなら、ジェイソン・ステイサムを出せよ」と思っていたら、何とエンドロール後に彼が出てきた!
さらに、そこへ敵であるハンが現れて終わり。
たぶん次回作への予告だろうけど・・・もちろん次回も見ますよ。
とは言え、今作はヒドすぎたので、評価は「D」にします。
仲間が宇宙に飛び出した時に「これはいかん!」と思い、この時点で「D」確定でした。
いやあ、ホントにヒドかったです。
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