はぶて虫のささやき

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(旧:はぶて日記)

寄ってたかって・・・

2005-07-14 | 日記
ここのところ「新しい歴史教科書をつくる会」の教科書についての話題が盛り上がっている。

あちこちのblogでも取り上げられているので、私の場合ほとんどそこから情報を得ているわけだが、まずは栃木県大田原市が、来年度から市立中学校で使われる教科書として採択した話。

事前にわざわざ報道するものだから、反対派のプロ市民らが、脊髄反射的な反応をしている、ということもあったらしいが、中には恐喝まがいのものも結構あったとのこと。

そのあたりの伝え方も各新聞では微妙に違っているのだが、さすがに朝日新聞は違う。

『教育委員会が開かれた会場の前では、採択に反対する住民ら約30人が抗議集会を開いた。会見後に会場を出ようとした教育長の公用車を取り囲み、「考え直してください」と訴えた』

「考え直してください」という表現だと、まるで丁寧に訴えたかのようだ。

抗議集会を開いた上に、教育長の公用車を取り囲むようなヤツらが、「・・・して下さい」などという言い方をするとは、普通の人なら思わないのだが、アサピー信者は疑問をいだかないのだろうか。

「採択に反対する住民ら」の中に、当の大田原市の住民が何人いるのかも気になる。

一方、千葉県船橋市で、私立図書館のバカ女が、勝手に「つくる会」関係者の著作を処分したことが違法かどうかで争われていた裁判。

最高裁が『公立図書館は住民のほか著者にとっても公的な場で、著者には思想や意見を伝えるという法的に保護される利益がある』との判断を示した。

なぜ最高裁までいったのかと言うと、一審・二審ともに原告側(「つくる会」側)の訴えを棄却したからなのだが、その理由はよくわからない。

「蔵書をどう扱うかは原則として市の自由裁量」だとか「購入された書籍の閲覧方法などに不適切な点があっても、著者の法的な権利や利益に侵害があったとは言えない」だとかいう理由は、素人の私でも、何だか違和感がある。

公共施設である図書館で、「勝手に捨ててもいい」などという理屈が通るものだろうか。
そういう意味では、やっと最高裁でまともな判断が下されたと言えるのではなかろうか。

だいたい、この女司書がなぜ「つくる会」関係者の著作だけ廃棄したのか、その理由を聞いてみればいい。
特定の書籍のみ特別扱いする、という時点ですでにおかしい。

淡々と伝えている朝日新聞の記事からは、残念な気持ちがひしひしと伝わってくる。

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