今回は「炎のデス・ポリス(CS)」です。
「特攻野郎Aチーム THE MOVIE」「スモーキン・エース 暗殺者がいっぱい」のジョー・カーナハン監督が、砂漠地帯の小さな警察署というワンシチュエーションで描くサバイバルアクション。殺し屋ボブをジェラルド・バトラー、詐欺師テディをフランク・グリロ、殺人鬼サイコパスのアンソニーをトビー・ハス、正義感溢れる警官ヴァレリーをアレクシス・ラウダーがそれぞれ演じる。
主演:ジェラルド・バトラー
共演:フランク・グリロ、アレクシス・ラウダー、トビー・ハスなど
<ストーリー>
ある夜、砂漠地帯にたたずむ小さな警察署に、暴力沙汰を起こした詐欺師テディが連行されてくる。マフィアのボスに命を狙われているテディは、避難するためにわざと逮捕されたのだ。しかし、マフィアに雇われた殺し屋ボブが泥酔した男に成りすまして留置所に入り込んだ。新人警官ヴァレリーの活躍によってボブのテディ抹殺計画は阻止されるが、さらなる刺客としてサイコパスのアンソニーが現れ、署員を次々と血祭りにあげていく。大惨事となった小さな警察署で、孤立無援のヴァレリーと裏社会に生きる3人の男たちによる殺し合いが繰り広げられる。
私の好きな俳優の一人であるジェラルド・バトラー主演の映画なのだが、映画館では見ていない。
2021年の作品ということで、いつも行く映画館では上映していなかったので、日本では公開されなかったのかと思っていたが、ポスターがあるようなので、たぶん一部の映画館でしか上映されていなかったのかも知れない。
そのジェラルド・バトラーだけど、主演なのに、実は正義感溢れる警察官役ではなく、何と殺し屋役だった。
正義感溢れる警察官は若い黒人女性なのだが、じゃあなぜ彼女が主役ではないのか、ということは、映画の後半でようやくわかる。
先に触れたポスターには、「プロの殺し屋、ワケあり詐欺師、イカれたサイコパス、正義感溢れる新米警官・・・どいつもこいつも」という副題がある。
北野武作品の「アウトレイジ」で「全員悪人」という謳い文句があったが、それを真似たような副題なのだが、実際には女性警察官は最後まで正義を貫いている。
さらに言うと、原題は単に「Copshop(警察署)」なのだが、それが「炎のデス・ポリス」などと、エラく煽ったようなタイトルにしたのはなぜ?
確かに、終盤になって警察署が火の海になるし、それ以前に警察署内の警察官がその正義感溢れる女性警察官以外は全員殺される。
それは、大半はイカれたサイコパス野郎に殺されるのだが、残りは内部でのイザコザが原因だ。
つまり、もともと腐った警察署なので、中にいる警察官にはロクなヤツがいない。
そこへ、組織から逃れるためにわざと捕まった詐欺師に、それを暗殺しにきた殺し屋が酔っぱらったフリをして、これまたわざと警察に捕まる。
そこへサイコパス野郎が乗り込んでくるわけで、こいつは見境なく出会った人間を殺しまくる。
孤軍奮闘していた女性警察官も、こいつに撃たれて重傷を負うのだが、そこで詐欺師か殺し屋のどちらかにサイコパスから守ってくれるように頼むのが、この映画の見どころの一つである。
女性警察官は、ここで詐欺師を選ぶのだが、これが結果的に間違いであり、その後もうひと悶着ある。
女性警察官は「人殺しは信用できない」というわけだが、実は人殺しは「組織に雇われた暗殺者」なので、依頼された殺し以外の関係ない人は殺さない(もちろん、例外もあるが)
ところが、詐欺師は出会う人すべてに平気でウソをつく。
冷静に考えれば、詐欺師よりも殺し屋だろうけど、ここはまあしょうがない。
ということで、主人公と女性警察官以外は全員殺されるという、かなりド派手な演出が行われる。
途中までは、いったい何が起こるのかよくわからなかったのだけど、中盤以降はなかなかバイオレンス色豊かな展開で、結構楽しめました。
評価は、ちょっと甘めに「B」にしておきます。
「特攻野郎Aチーム THE MOVIE」「スモーキン・エース 暗殺者がいっぱい」のジョー・カーナハン監督が、砂漠地帯の小さな警察署というワンシチュエーションで描くサバイバルアクション。殺し屋ボブをジェラルド・バトラー、詐欺師テディをフランク・グリロ、殺人鬼サイコパスのアンソニーをトビー・ハス、正義感溢れる警官ヴァレリーをアレクシス・ラウダーがそれぞれ演じる。
主演:ジェラルド・バトラー
共演:フランク・グリロ、アレクシス・ラウダー、トビー・ハスなど
<ストーリー>
ある夜、砂漠地帯にたたずむ小さな警察署に、暴力沙汰を起こした詐欺師テディが連行されてくる。マフィアのボスに命を狙われているテディは、避難するためにわざと逮捕されたのだ。しかし、マフィアに雇われた殺し屋ボブが泥酔した男に成りすまして留置所に入り込んだ。新人警官ヴァレリーの活躍によってボブのテディ抹殺計画は阻止されるが、さらなる刺客としてサイコパスのアンソニーが現れ、署員を次々と血祭りにあげていく。大惨事となった小さな警察署で、孤立無援のヴァレリーと裏社会に生きる3人の男たちによる殺し合いが繰り広げられる。
私の好きな俳優の一人であるジェラルド・バトラー主演の映画なのだが、映画館では見ていない。
2021年の作品ということで、いつも行く映画館では上映していなかったので、日本では公開されなかったのかと思っていたが、ポスターがあるようなので、たぶん一部の映画館でしか上映されていなかったのかも知れない。
そのジェラルド・バトラーだけど、主演なのに、実は正義感溢れる警察官役ではなく、何と殺し屋役だった。
正義感溢れる警察官は若い黒人女性なのだが、じゃあなぜ彼女が主役ではないのか、ということは、映画の後半でようやくわかる。
先に触れたポスターには、「プロの殺し屋、ワケあり詐欺師、イカれたサイコパス、正義感溢れる新米警官・・・どいつもこいつも」という副題がある。
北野武作品の「アウトレイジ」で「全員悪人」という謳い文句があったが、それを真似たような副題なのだが、実際には女性警察官は最後まで正義を貫いている。
さらに言うと、原題は単に「Copshop(警察署)」なのだが、それが「炎のデス・ポリス」などと、エラく煽ったようなタイトルにしたのはなぜ?
確かに、終盤になって警察署が火の海になるし、それ以前に警察署内の警察官がその正義感溢れる女性警察官以外は全員殺される。
それは、大半はイカれたサイコパス野郎に殺されるのだが、残りは内部でのイザコザが原因だ。
つまり、もともと腐った警察署なので、中にいる警察官にはロクなヤツがいない。
そこへ、組織から逃れるためにわざと捕まった詐欺師に、それを暗殺しにきた殺し屋が酔っぱらったフリをして、これまたわざと警察に捕まる。
そこへサイコパス野郎が乗り込んでくるわけで、こいつは見境なく出会った人間を殺しまくる。
孤軍奮闘していた女性警察官も、こいつに撃たれて重傷を負うのだが、そこで詐欺師か殺し屋のどちらかにサイコパスから守ってくれるように頼むのが、この映画の見どころの一つである。
女性警察官は、ここで詐欺師を選ぶのだが、これが結果的に間違いであり、その後もうひと悶着ある。
女性警察官は「人殺しは信用できない」というわけだが、実は人殺しは「組織に雇われた暗殺者」なので、依頼された殺し以外の関係ない人は殺さない(もちろん、例外もあるが)
ところが、詐欺師は出会う人すべてに平気でウソをつく。
冷静に考えれば、詐欺師よりも殺し屋だろうけど、ここはまあしょうがない。
ということで、主人公と女性警察官以外は全員殺されるという、かなりド派手な演出が行われる。
途中までは、いったい何が起こるのかよくわからなかったのだけど、中盤以降はなかなかバイオレンス色豊かな展開で、結構楽しめました。
評価は、ちょっと甘めに「B」にしておきます。
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