今日の天声人語。
読もうとして、一瞬目がテンになった。
全文引用する。
『ここはどこだろう。まっくらだ。ワタシがだれなのかもわからない。まわりには、ワタシのようなものはいないようだ。これから、どうなるのだろうか。 てがかりは、とおいかすかなきおくにしかない。いつかどこかで、ふたつのものがあわさってワタシというものがはじまったようなのだ。まだみてはいないが、このそとには、せかいというひろいところがあるらしい。そこには、オトコといういきものとオンナといういきものがいて、それがであってあたらしいいのちができる、ときいたきおくがある。 ワタシは、ひにひにおおきくなってきた。せまいこのばしょではきゅうくつだ。そろそろ、せかいのほうにうつるころなのだろうか。 「カッパ」といういきもののせかいでは、そとへのでぐちで、きかれるそうだ。アクタガワリュウノスケさんによると、チチオヤが、ハハオヤのおなかにむかっていう。「おまえは、このせかいへうまれてくるかどうか、よくかんがえたうえでへんじをしろ」。「いやだ」といえば、でなくてもいいらしい。 あれあれっ、そとへおしだされそうだ。すごいあつりょくだ。だれも、でたいかどうかきいてくれない。きかれても、なんといえばいいのかわからないが、きかれないのもちょっとさびしい。 ついに、そとへでた。ひかりがまぶしい。あたらしいせかいのはじまりだ。からだに、ちからがわいてくるようなきがした。ワタシをあのくらいところではぐくんでくれたオンナのひとが、ワタシのハハオヤのハハオヤだとは、まだしらなかった』
全文「ひらがな」と「カタカナ」とは、読者をバカにしているのか。
よ~く読んでみると、代理出産の話。
中でも母が娘の代わりに産んだ話をテーマとしているのがわかるのだが、なぜわざわざ「ひらがな・カタカナ」なのか。
しかも、産まれたばかりの子供が主人公となっているのだが、「カッパ」を知っていたり、すでにかなりの知識を持っている上に、記憶まである。
何だか薄気味悪い。
ただ、これまでの傾向からすると、どうも高橋クンの作品とは思えない。
同僚である山中季広・鈴木啓一・臼井敏男・坪井ゆずる・三浦俊章のうちの誰かなのか?
少なくとも読みにくいこと、この上なし。
もしかして、新しい趣向なのか。
読もうとして、一瞬目がテンになった。
全文引用する。
『ここはどこだろう。まっくらだ。ワタシがだれなのかもわからない。まわりには、ワタシのようなものはいないようだ。これから、どうなるのだろうか。 てがかりは、とおいかすかなきおくにしかない。いつかどこかで、ふたつのものがあわさってワタシというものがはじまったようなのだ。まだみてはいないが、このそとには、せかいというひろいところがあるらしい。そこには、オトコといういきものとオンナといういきものがいて、それがであってあたらしいいのちができる、ときいたきおくがある。 ワタシは、ひにひにおおきくなってきた。せまいこのばしょではきゅうくつだ。そろそろ、せかいのほうにうつるころなのだろうか。 「カッパ」といういきもののせかいでは、そとへのでぐちで、きかれるそうだ。アクタガワリュウノスケさんによると、チチオヤが、ハハオヤのおなかにむかっていう。「おまえは、このせかいへうまれてくるかどうか、よくかんがえたうえでへんじをしろ」。「いやだ」といえば、でなくてもいいらしい。 あれあれっ、そとへおしだされそうだ。すごいあつりょくだ。だれも、でたいかどうかきいてくれない。きかれても、なんといえばいいのかわからないが、きかれないのもちょっとさびしい。 ついに、そとへでた。ひかりがまぶしい。あたらしいせかいのはじまりだ。からだに、ちからがわいてくるようなきがした。ワタシをあのくらいところではぐくんでくれたオンナのひとが、ワタシのハハオヤのハハオヤだとは、まだしらなかった』
全文「ひらがな」と「カタカナ」とは、読者をバカにしているのか。
よ~く読んでみると、代理出産の話。
中でも母が娘の代わりに産んだ話をテーマとしているのがわかるのだが、なぜわざわざ「ひらがな・カタカナ」なのか。
しかも、産まれたばかりの子供が主人公となっているのだが、「カッパ」を知っていたり、すでにかなりの知識を持っている上に、記憶まである。
何だか薄気味悪い。
ただ、これまでの傾向からすると、どうも高橋クンの作品とは思えない。
同僚である山中季広・鈴木啓一・臼井敏男・坪井ゆずる・三浦俊章のうちの誰かなのか?
少なくとも読みにくいこと、この上なし。
もしかして、新しい趣向なのか。
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