はぶて虫のささやき

日々の出来事について、雑感を書いてます。
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(旧:はぶて日記)

「トリゴエ」という騒音発信機

2012-03-08 | 日記
「日本の都道府県の数は?」という難問に「55」と即答した、わが国有数の知識人・鳥越俊太郎が、震災から1年となる3月11日に、日本中にバカを湧き出させようとしているらしい。

http://matome.naver.jp/odai/2132754868146829401

元のFacebook上の発言はこちら。

http://www.facebook.com/20110311.voice


全文引用する。

『全国のFBの友達の皆さん、そして友達のまた友達のみなさん!!もうすぐあの3月11日の一周年の日がやって来ます。この日に向けてテレビや新聞など大手のメディアは特番や大特集を組むはずです。私たち一般国民はそれを色んな思いで受け止めることになると思いますが、ここでちょっと立ち止まって私たち一般国民にも何か出来ることはないか?と考えてみませんか?私たちは幸いにしてFBと言う自分の意志を表現する武器を持っています。この武器を使ってあることを、つまり声を上げることが出来るんではないでしょうか?3月11日午後2時46分、あの震災が発生したその時に合わせて、私たちは一斉に音で私たちが震災の被災者のことを忘れていないことを告げるのです。それは例えば屋内にいる人は窓を開けて大きな声で「私たちは、僕たちは被災者のことを忘れていないぞー!」とか「東北の被災者の皆さーん、頑張れー」というようなそれぞれが考えた言葉を発するんです言葉を言えない人は台所のフライパンや鍋を30秒間叩来続けて私たちの意思を示すのですこの私の言葉を見た人は自分のウオール上でシェアしたり、また自分の友達に同じことをするように伝えて下さい。あ、車に乗っている人は30秒間でもいいからクラクションを鳴らして意思表示をしてください こうして私たちはFBの力で震災のことを忘れてはいないと言う気持ちを東北の人々に伝えることが出来ます。ここで大事なことはFBの友達はまた友達だと言う友達の連鎖だと思います。どうですか?全国のFBつながりの皆さん!一斉に声を上げてささやかですが、自分たちの気持ちを表そうではないですか』


この耄碌したおっさんは、震災でいまだに大変な思いをしている人たちに向かって、フライパンや鍋を叩いたり、車のクラクションを鳴らしたりして、「意思表示をしろ」と訴えている。

彼らの神経を逆撫ですることが目的なんだろうか。

それ以外に、「音を出す」ことの真意が思い浮かばない。

そして、「私たちは、被災者のことを忘れてませんよ。だから、あなたたちの町からきた瓦礫の受け入れは、断固拒否します」という意思表示を、音で示すことだろうか。


こういう偽善者というのか、やたらと「絆」を連呼するけど、何がやりたいのかさっぱり理解できない連中の発言には反吐が出る。

何だよ、「フライパンや鍋を30秒間叩き続けて、私たちの意思を伝えるのです」って。

被災者の人たちが、フライパンをバンバン叩く音を聞いて思うことって、「お前ら、うるせえ!」ってことだけだろう。
伝わるのは、「こいつら口だけだ」っていうこと。

少なくとも、「私たちのことを忘れてはいないんだ」と思う人など皆無だろう。
むしろ、「そんな騒音はいらないから、早く瓦礫を撤去してくれ。瓦礫を受け入れてくれ」と思うに違いない。

そんな被災者の気持ちなんか露とも感じない鳥越氏も、さすがに非難の声が挙がると、同じFacebook上で、言い訳にもならない言い訳をしている。

曰く
『私が示したのは、あくまでも「例」にすぎません。 (中略)行動の中身は、皆さんがそれぞれ思いつく、考えたことをやればいい』
と言う。

だから、その「例」がおかしい!と言われているんだろうが!!

被災地に向かって、「声を上げよう」というのは、まだわかる。
だけど、その例えとして「音を出そう」と言っている時点で、「お前、それは違うだろう」と言われるとは思わなかったのか?

その違いもわからない鳥越氏は、最後には開き直る。

曰く
『いつまでも最初に私が挙げた例に引きずられて、ああだこうだという議論はもうやめていただきたい。それより、そういうことを言い続ける人たちに問いたい。「あなたはいったい何をしたいんですか?」』


「何をしたいか」と言われれば、「被災地の人たちの神経を逆撫でするようなバカなことはしません」と答えるしかない。
少なくとも、わけのわからない音を発して、「うるさい!」と言われるようなことだけはしたくない。
というか、「してはいけない」ことの筆頭格だろう。


この頭が腐ったおっさんみたいに、「オレたち、何だか知らないけど、いいことしてるぜ」と勝手に妄想しているヤツに限って、「放射線がついているかも知れないのに、瓦礫の受け入れなんかゼッタイ反対!」と、それこそ声高に叫ぶんだろうと思う。


これが、彼の言うところの「声をあげよう」ということなんだろう、と私は理解している。

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