はぶて虫のささやき

日々の出来事について、雑感を書いてます。
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(旧:はぶて日記)

きずな!?

2011-12-14 | 日記
今年の世相を漢字1字で表すと「絆」だそうな。

http://www.sponichi.co.jp/society/news/2011/12/13/kiji/K20111213002231500.html

理由は、東日本大震災や台風12号など相次いだ災害で再認識された家族や仲間、地域とのつながりの大切さや、サッカー女子ワールドカップ(W杯)で優勝した「なでしこジャパン」のチームワークの良さなどが挙げられている。

何となくそんな感じはしていたけれど、ちょっと違和感もある。

「なでしこジャパン」の優勝を「絆」のおかげとするのはどうなんだろう。

いや、別に「絆」を否定するわけではない。
確かに、チームワークの勝利とも言えるだろうが、ワールドカップという舞台において、チームワークだけで、そう簡単に勝てるものでなかろう。
そこには、当然のことながら個人の高い技術と、何よりも「勝とうとする意欲・闘争心」がものすごく強くて、かつモチベーションが高かったことが勝因だろうと思う。

まあ、単に「絆」という言葉からくるイメージが、ちょっと弱い感じがしただけなんだけど・・・

ちなみに、漢字候補の2位が「災」、3位が「震」、4位が「波」、5位が「助」、以下「復」「協」「支」「命」「力」だとか。
いずれも、震災に絡んでいるものばかり。

一部ネットでは、ゴルフの石川遼が、「今年を漢字一字で表すと?」と聞かれて、「波」と答えたことに対して、「不謹慎だ!」とか「ヒド~い」とか批判している人が多いらしいけど、ある意味「絆」よりはしっくりくる気もする。

やっぱり、「絆」って何だかなあ。


余談だけど・・・

震災後に、結婚を決意したカップルが多い、という反面、震災のせいで「絆が崩れてしまった」という例も結構あるらしい。

http://www.j-cast.com/2011/05/30096936.html?p=all

「震災で、相手の本性が見えてきてイヤになった」とかいうのは、何だかわかるような気がするけど、ちょっと違和感も。

人間、いざという時には本性が出て当たり前、というよりは、あんな大災害が起きた時に、そう簡単に冷静になれるものではないと思う。
こういう時に大切なのは、「信頼」なんだろうけど、相手が「実はたいしたヤツじゃなかった」というのは、単なる言い訳であって、もともと信頼していなかった、ということじゃないかと思う。
でなきゃ、普段から「オレに任せとけ」などと豪語していた口だけの男だったのか。

いずれにしても、大切なことは、「相手には過度の期待はしない」けれど「いざという時には、お互い協力し合う」ということではなかろうか。



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