はぶて虫のささやき

日々の出来事について、雑感を書いてます。
映画やスポーツも大好きです!
(旧:はぶて日記)

虫酸が走るわい!

2005-07-05 | 日記
先日の「長嶋観覧試合」について、まだまだ「マンセー」記事が続いている。

「視聴率が上がった!」などとノー天気に喜んでいるが、たった一人見にきただけで、まるでプロ野球が完全復活するみたいなことを、よくもまあ平気で書けるものだ。

そんな中、今日のサンケイスポーツのコラム「甘口辛口」もヒドい。

『何度も左手を振って相手に応える姿には、見ている方も元気をもらった』

というのは、まあ芸能人がマラソンをするたびに「勇気」をもらうような単細胞的で、まだ罪はないのだが、次の文章はおかしいだろう。

『同じ病気と闘っている人たちにとっても、いれ以上の励ましはないだろう』

以前、逸見政孝さんがガンで亡くなった時にも、同じような批判が出ていたのだが、こういう有名人の場合、治療も万全の体制が敷かれているだろうし、お見舞いにくる人たちの数だって尋常ではない。

一般の人たちとの決定的な違いは、はっきり言えば「金」である。
同じ病気にかかった場合、満足に治療もできない人は、それこそゴマンといるはずだ。

そういう人たちに対して「長嶋さんもがんばっているのだから、あなたたちもがんばれ」などと、はたして言えるものだろうか。
まるで「長嶋さんと同じ病気で良かったね」とでも言っているみたいで、ものすごくイヤ~な気持ちになる。

こういう発言は、軽々しくするものではなかろう。

このコラムだが、長嶋一茂についてもヨイショ発言連発の上、若貴についてもわけのわからないことを言っている。

兄である花田勝が、財産相続を放棄したことについて、『これ以上、世間を騒がせ、父の名誉を傷つけることを避けたのだろう』などと言っているが、そんな簡単なものではないだろう。
すでに相撲界に見切りをつけているこいつのことだから、いろいろと計算があってのことに違いない、と誰もが感じていると思うのだが。

提灯発言ばかりのこのコラム、タイトルから「辛口」という言葉をはずせ!

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