大谷翔平が結婚を発表したということで、昨日の午後から異常なほどこのニュースばかり報道している。
NHKなんぞは、21時の全国ニュースのトップで報じたそうだ。
こうなると、もはや常軌を逸しているとしか言いようがない。
これから、「大谷の嫁さんってどんな人?」報道が過熱するかと思うと、辟易する。
そこで、なぜかふと思い付いたのが「国民栄誉賞」と「名球会」
まず、「国民栄誉賞」については、大リーグではタイトルも取っていないあの松井秀喜が受賞したくらいだから、大谷は誰もが難しいと思っていた本塁打王を取ったのだから、もう確定だろう。
問題は「名球会」だ。
以前にも書いたように、この組織はもはや意味のわからない集団になってしまっている。
<過去日記>
https://blog.goo.ne.jp/habutemushi/e/10f3063ca7cfd2b59ce7f5dc719d50ac
2019年に「特別枠」というものができて、これまでの「投手では200勝または250セーブ、打者では2000本安打」という規定の他に、成績はそれに達していなくても、会員の賛成多数であれば名球会に入れる、というわけのわからないルールができた。
これによって、これまでに藤川球児と上原浩治が入会したのだが、その時に「じゃあ、佐々岡は?」という疑問を提示した。
ちなみに、それぞれの選手の成績は以下の通り。
<新たに入会した人>
藤川球児:61勝、245セーブ、164ホールド
上原浩治:134勝、128セーブ、104ホールド
<入会していない人>
大野豊:148勝、138セーブ、0ホールド
佐々岡真司:138勝、106セーブ、5ホールド
藤川球児は置いておいて、上原と佐々岡とを比べてみると、勝利数とセーブ数にはあまり差はない。
と言うか、佐々岡よりも成績のいい投手が実はいて、それが元広島カープの大野豊だ。
大野と上原を比べてみると、どう見ても大野の方が上だ。
そこで、名球会の重鎮(?)たちが持ち出したのが、「ホールド数」だ。
上原は、100勝・100セーブの他に、100ホールドを達成したということで、この時の特別枠に推薦された。
ところが、この「ホールド」という制度は、セ・パ両方に導入されたのが2005年なので、佐々岡は晩年に5つあげた程度だが、大野に至っては、まだ導入される以前に活躍した投手なので、当然のことながら「0ホールド」となる。
こんなアホな理屈が成立すると思っている時点で、「やっぱ、野球選手って脳筋なの?」と言われてもしょうがないと思う。
今後、成績はともかく人気のあった選手が、この謎の規定のおかげで、どんどん名球会入りしそうでコワい。
さて、そこで大谷翔平である。
彼は「二刀流」なので、投手成績・打者成績ともに、他の専任選手よりは少なくなる。
現在の彼の成績は、80勝・977安打(2023年度終了時点)なので、まだ30歳とは言え、今後200勝あるいは2000本安打を達成する可能性はそんなに高くない。
つまり、どちらも名球会入りの規定に該当しないわけだ。
そこで、彼を何としても名球会に引き入れたい運営側は、間違いなく「特別枠」の規定を持ち出してくると思う。
何せ、この「特別枠」には数字の規定がないのだから、会員の賛成多数であれば、誰でも入会させられる。
もちろん、大谷翔平は偉大な選手である。
かと言って、「名球会」に入れるべきかどうかは別問題だと思う。
例えば、強烈な印象を残したあの星野仙一は、146勝・34セーブだが、監督として優勝4回(中日2、阪神1、楽天1)の実績がある。
原辰徳なんて、安打は1675本だけど、監督として7回も優勝しているぞ。
こういう人は、今後どうするの?
「野球殿堂入りとは違う」と言う人がいるかも知れないが、入会規定が「時代に対応して」というよりは、勝手にどんどん変わっていくような組織って、いいかげんすぎないか?
NHKなんぞは、21時の全国ニュースのトップで報じたそうだ。
こうなると、もはや常軌を逸しているとしか言いようがない。
これから、「大谷の嫁さんってどんな人?」報道が過熱するかと思うと、辟易する。
そこで、なぜかふと思い付いたのが「国民栄誉賞」と「名球会」
まず、「国民栄誉賞」については、大リーグではタイトルも取っていないあの松井秀喜が受賞したくらいだから、大谷は誰もが難しいと思っていた本塁打王を取ったのだから、もう確定だろう。
問題は「名球会」だ。
以前にも書いたように、この組織はもはや意味のわからない集団になってしまっている。
<過去日記>
https://blog.goo.ne.jp/habutemushi/e/10f3063ca7cfd2b59ce7f5dc719d50ac
2019年に「特別枠」というものができて、これまでの「投手では200勝または250セーブ、打者では2000本安打」という規定の他に、成績はそれに達していなくても、会員の賛成多数であれば名球会に入れる、というわけのわからないルールができた。
これによって、これまでに藤川球児と上原浩治が入会したのだが、その時に「じゃあ、佐々岡は?」という疑問を提示した。
ちなみに、それぞれの選手の成績は以下の通り。
<新たに入会した人>
藤川球児:61勝、245セーブ、164ホールド
上原浩治:134勝、128セーブ、104ホールド
<入会していない人>
大野豊:148勝、138セーブ、0ホールド
佐々岡真司:138勝、106セーブ、5ホールド
藤川球児は置いておいて、上原と佐々岡とを比べてみると、勝利数とセーブ数にはあまり差はない。
と言うか、佐々岡よりも成績のいい投手が実はいて、それが元広島カープの大野豊だ。
大野と上原を比べてみると、どう見ても大野の方が上だ。
そこで、名球会の重鎮(?)たちが持ち出したのが、「ホールド数」だ。
上原は、100勝・100セーブの他に、100ホールドを達成したということで、この時の特別枠に推薦された。
ところが、この「ホールド」という制度は、セ・パ両方に導入されたのが2005年なので、佐々岡は晩年に5つあげた程度だが、大野に至っては、まだ導入される以前に活躍した投手なので、当然のことながら「0ホールド」となる。
こんなアホな理屈が成立すると思っている時点で、「やっぱ、野球選手って脳筋なの?」と言われてもしょうがないと思う。
今後、成績はともかく人気のあった選手が、この謎の規定のおかげで、どんどん名球会入りしそうでコワい。
さて、そこで大谷翔平である。
彼は「二刀流」なので、投手成績・打者成績ともに、他の専任選手よりは少なくなる。
現在の彼の成績は、80勝・977安打(2023年度終了時点)なので、まだ30歳とは言え、今後200勝あるいは2000本安打を達成する可能性はそんなに高くない。
つまり、どちらも名球会入りの規定に該当しないわけだ。
そこで、彼を何としても名球会に引き入れたい運営側は、間違いなく「特別枠」の規定を持ち出してくると思う。
何せ、この「特別枠」には数字の規定がないのだから、会員の賛成多数であれば、誰でも入会させられる。
もちろん、大谷翔平は偉大な選手である。
かと言って、「名球会」に入れるべきかどうかは別問題だと思う。
例えば、強烈な印象を残したあの星野仙一は、146勝・34セーブだが、監督として優勝4回(中日2、阪神1、楽天1)の実績がある。
原辰徳なんて、安打は1675本だけど、監督として7回も優勝しているぞ。
こういう人は、今後どうするの?
「野球殿堂入りとは違う」と言う人がいるかも知れないが、入会規定が「時代に対応して」というよりは、勝手にどんどん変わっていくような組織って、いいかげんすぎないか?
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