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映画評1251 ~ レベルムーン パート2 傷跡を刻む者(Netflix)

2025-02-12 | 映画評
今回は「レベルムーン パート2 傷跡を刻む者(Netflix)」です。

「アーミー・オブ・ザ・デッド」「ジャスティス・リーグ」のザック・スナイダー監督が、黒澤明監督の名作「七人の侍」にインスパイアされて撮りあげたSFスペクタクル2部作の第2部。銀河を支配する悪の帝国マザーワールドと、自由を取り戻すべく立ち上がったアウトロー集団「チーム・レベルズ」の最終決戦の行方を描く。
主人公コラをソフィア・ブテラ、二刀流使いのネメシスをペ・ドゥナ、荒くれ剣闘士タイタスをジャイモン・フンスー、戦う農家ガンナーをミキール・ハースマンが演じ、ロボット騎士ジミーの声を名優アンソニー・ホプキンスが担当。Netflixで2024年4月19日から配信。

主演:ソフィア・ブテラ
共演:ジャイモン・フンスー、エド・スクレイン、ミキール・ハースマン、ペ・ドゥナ、レイ・フィッシャー、スタズ・ネア、フラ・フィー、クレオパトラ・コールマン、スチュアート・マーティン、イングバール・シーグルズソン、アルフォンソ・ヘレラ、ケイリー・エルウィズ、リアン・リース、エリース・ダフィー、スカイ・ヤン、シャーロット・マギーなど


<ストーリー>
悪の帝国マザーワールドへの復讐を誓った熱き戦士コラと、彼女のもとに集結した銀河の反乱者たち。一度は帝国の軍勢を退けることに成功した彼らだったが、無尽蔵の軍事力を誇る帝国が再び襲いかかる。コラが暮らしていた村に迎え入れられた彼らは、勇敢な村人たちとともに全てをかけた最後の戦いに挑む。


前作の続編で、Netflixで2024年4月に配信された作品である。

前作で倒したと思われていた帝国マザーワールド軍の提督が、帝国の医療技術によって復活し、再度主人公コラたちの村を襲う、という内容だ。

そんな技術や超弩級母艦を持つ科学技術を持っているくせに、食料はいまだに穀物に頼っているという、何だかわからない帝国である。

しかも、確か超弩級母艦で石炭かコークスのようなものを炉に投入している描写があったので、燃料はいまだに化石燃料なんだろうか。

そんな中途半端な技術を有している帝国が、もう一度コラたちの村を襲うのだけど、すでに先発隊がやられているので、すんなりと食料をくれるわけがなく、もはや壊滅させるしかない、という状況だから、空から一斉に攻撃すればいいものを、わざわざ陸上部隊を派遣して、地上戦に持ち込もうとする。

当然のことながらコラたちは、地上で待ち構えているわけだけど、圧倒的な帝国軍の攻撃に防戦一方・・・というわけでなく、単に帝国の攻撃が単調なだけで、地下に掘った通路に呼びこまれて爆弾でやられたり、とにかく攻撃が下手クソだ。

そうこうしているうちに、コラは恋人でもあるガンナーとともに、帝国軍の上陸艇を奪って、直接超弩級母艦に乗り込み、これを爆破しようとする。

まるで、スターウォーズのスピンオフ映画である「ローグワン」のような展開であるが、もちろん帝国軍はアホばかりなので、簡単に母艦の中枢に爆弾を仕掛けられる。

帝国軍は、ようやくコラたちの村ごと爆破しようとする(もっと早くすればいいのに)のだけど、キリギリのところでコラが仕掛けた爆弾が爆発し、母艦は大破する。

母艦の大砲2門が大きく崩れ落ちていく様子は、あの「ナバロンの要塞」を思い起こさせる(ちょっと古いか?)が、そんな中コラもガンナーも無事に脱出する。

村の方は、「七人の侍」のおかげもあって、何とか大半の人間が生き残る。

コラ側の「七人の侍」のうち一人は戦士するのだけど、それは陸上部隊の砲撃によってやられたわけではなく、白兵戦の結果である。

帝国軍があれだけ砲弾を雨あられのように撃ち込んでいたにもかかわらず、しかも、遠方からの砲撃ではなく、ほぼ目の前での撃ち合いだったのに、よく無事だったものだ。

陸上にいた帝国軍は、母艦がやられたことで、一斉に脱出を図るのだけど、そこに突如現れた反乱軍によって、ことごとく駆逐される。

これも「スターウォーズ スカイウォーカーの夜明け」の最後みたいな展開だけど、もっと早くに応援に来ていれば、村もそれほど損害を被らずに済んだのに。

このように、攻撃シーンはなかなか迫力があったのだが、細かく見ればツッコミどころはたくさんあった。

でも、全体的にはまあまあ面白く見ることができたので、評価は無難に「C」にしておきます。


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