だって泣きながらお金出してくれるんだもん、オレらのために by ２４時間テレビ

全国各地で梅雨明け宣言が出され、いよいよ本格的な夏が到来して、連日のように猛暑が続いている。

毎日のように「外出は控えるように」と警告が出されているのだが、そんな中相変わらずバカな催しをやっているテレビ局がある。

エセチャリティー番組で有名な日テレの「２４時間テレビ」である。

８月３１日からまたやるみたいなのだが、この中の名物企画（？）の一つが「芸能人がわけもなく、ただ一晩中走る」というものだ。

今回は、あのやす子が走るらしいのだが、それだけでも「アホらし！」なのに、今回はやす子と一緒に「『チャリTシャツ』を着て走る約1000名の市民ランナー」を募集するらしい。

芸能人には、曲がりなりにも専門のスタッフがついているので、万が一の場合の備えはできている。

しかし、一般人ともなると、どうせ日テレなんて何のフォローしないだろうから、ほぼ放ったらかしになると思われる。

この炎天下で走らせようという発想自体がキチガ○じみているというのに、さらに一般人まで犠牲にしようとは、さすがにバカすぎるだろう・・・

と思っていたら、今回は医師が実名で「バカなことはやめろ！」と警告した、というのがネット記事になっていた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/6d0654f8e0faf28e7fca360f9348791029ad8c82

逆に言うと、今まではそのような警告をする人はいなかったのか、という疑問がわくのだけど、たぶんあっただろうけど、日テレが無視したんだろう。

今回ようやく記事にされたのは、十数年前と違って、真夏の暑さが異常なレベルに達しているからだろう。

それなのに、この企画を強行しようとするテレビ局。

もはや自浄作用はないらしい。

・・・と思っていたら、すでに被害者が出たみたいだ。

昨日やっていたフジテレビの「２７時間テレビ」の中で行われた「１００kmサバイバルマラソン」において、参加していたタレントの一人である井上咲楽が、熱中症でドクターストップされたそうだ。

こちらの方は「ただ走るだけ」というのと違って、芸能人・タレントがガチンコでやるレースだそうだ。

つまり、日テレの殺人企画よりさらにあくどい「殺し合い企画」なわけである。

さすがはフジテレビ、日テレに負けじと「タレントの潰し合い」を煽っている。

そりゃあ、倒れる人が出てきても不思議じゃない。

さて、現実にこういう事故が出てきているのに、日テレは殺人マラソンを強行するんだろうか。

たぶん、するんだろうね。

だって、ゴールした時に、会場で待っているバカが感動するんだもん。

「サライ」を歌いながら。

毎回見るたびに「こいつら簡単だよなあ。会場で寄付をお願いされたら、泣きながらなけなしのお金を出しちゃいそう」と思っていた。

しかも、寄付されたお金を自分たちで着服しているのだから、まあテレビ局としてもやめられないか。