はぶて虫のささやき

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(旧:はぶて日記)

やはり、類は友を呼ぶ!?

2011-06-14 | 日記
菅首相の主導で、「自然エネルギーの普及に向けた懇談会」なるものが開かれたらしい。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110612/t10013478141000.html

「自然エネルギーの普及や電力事業の在り方を検討する新たな組織を政府内に設置したいという意向」があるのはいいのだけれど、この懇談会のメンバーは以下の通り。

 ・枝廣淳子 環境ジャーナリスト
 ・岡田武史 元サッカー日本代表監督
 ・小林武史 ap bank代表理事
 ・坂本龍一 ミュージシャン (ビデオメッセージによる参加)
 ・孫 正義 ソフトバンク社長


枝廣淳子というのは、いちおう専門家かも知れないが、それ以外の4人、特にサッカーの岡ちゃんを見た時点で、何だかとても胡散臭かったので、調べてみた。

まず、小林武史というのは、あの「My Little Lover」などで有名なミュージシャンだった。
同姓同名かと思っていたのだが、「ap bank代表理事」ということらしいので、そっちも調べてみると・・・

http://ja.wikipedia.org/wiki/Ap_bank

<ap bank>
小林武史、櫻井和寿(Mr.Children)、坂本龍一の3人が拠出した資金を、環境保護や自然エネルギー促進事業、省エネルギーなど様々な環境保全のためのプロジェクトを提案・検討している個人や団体へ低金利で融資する非営利団体

何のことはない、メンバーの一人である坂本龍一とは、ズブズブの仲ということになる。
たとえ小林武史や坂本龍一が、環境問題に詳しくて、いろいろな活動をしているとしても、懇談会に呼ぶのは、どちらか一人でいいはず。

こんな偏った人選もないだろう。

しかし、もっとも胡散臭いのが孫正義。

このおっさんは、金の匂いのあるところには必ず顔を出すので、「また、何か画策してるのか?」と思いきや、自体はもっとヒドいらしい。

ちょっと前に、「被災地に100億円の義援金として寄付する」と言っていたのだが、何のことはない、現時点で未払いなんだそうな。

http://ameblo.jp/hinoeuma-v/entry-10895620356.html

いちおう、「寄付先」は決まっているとのことだが、まだ支払っていない、というのは、まるであの国と同じ。
いつも、海外の被災地に対して「○○億円を寄付する」と高らかに宣言するくせに、その直後に値切った上に、最終的には支払わない、という手口は、あの国の常套手段。
今回の東日本大震災に対しても、寄付金を集めたものの、結局は寄付していないし。

しかし、問題は「寄付先」として挙げられた相手。

日本赤十字社 10億円
中央共同募金会 10億円
日本ユニセフ協会など 6億円
被災された地方自治体 岩手県 10億円
宮城県 10億円
福島県 10億円
茨城県 2億円
千葉県 2億円
東日本大震災復興支援財団(仮称) 40億円

最後の「東日本大震災復興支援財団(仮称)」というのは、何と孫自身が、これから立ち上げようとしている財団らしい。
つまり、まだできてもいない団体に対して、払う「つもり」と言っているのだから、こんないいかげんな話はない。

詰まるところ、寄付するつもりなんか、最初からないとしか思えない。
しかも、日本赤十字社自体が、現状集まった義援金を処理し切れていない、ということなので、「10億円寄付しました」と言ったところで、ホントにしているのかどうかも、一般の人たちにはわからない。

「日本ユニセフ協会」というのは、あのアグネス・チャンで有名な詐欺団体だし。

結局、菅首相自体が、パフォーマンスのために、売名行為をしたい連中を集めて、形だけの懇談会をやった、というようにしか思えない。

本気でやるなら、本物の専門家を集めるべきなのに、そうすると「自分主導にならないから」ということで、やっぱりやる気なんかハナからないのだろう。

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