はぶて虫のささやき

日々の出来事について、雑感を書いてます。
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(旧:はぶて日記)

「再会」を喜ばない朝日

2004-07-11 | 日記
新聞もテレビも選挙一色で、曽我さん一家の話題もどこかへ行ってしまった感じの中、今日の天声人語はまたまた変だ。

いちおうジェンキンスさんの話には触れているが、何が言いたいのかよくわからない。

前半は

「ダブルのスーツに身を包み、アタッシェケースを持つジェンキンスさんは、欧米のビジネスマンのように見えた。あれ、と思ったのは、出迎えた人と握手した時である。 差し出した右手の手首の近くに、左手を添えた。韓国でよく見かけるしぐさで、礼儀作法の一つと聞く。かつて国を捨てた人が、たたずまいは母国風のまま、今暮らす国の作法であいさつをする。若い日に故国から拉致された妻と久々に再会した。その場に、拉致した国の係官が同行している。生国は、なお、脱走兵として訴追する構えだ。国と国との絡み合いの複雑さや、国の壁の厚さが、ジャカルタでの曽我ひとみさんの一家に、覆いかぶさっているように見えた」

とあるが、実に淡々とした文章だ。

「拉致」というものを、これほど「普通のこと」のように書いた文章も私は見たことがない。
まるで、小さい頃に生き別れた家族が再会したかのような錯覚さえする。

しかも「生国は、なお、脱走兵として訴追する構えだ」なんて、アメリカの方がヒドいことをしているかのような書き方だ。
北朝鮮の異常さについては一切触れず、単なる運命のような書き方には、憤りさえ覚えるほどだ。

ホントに朝日って、日本の新聞とは思えない。

その後、この話題から一転して「国とは・・・」みたいな内容に変わってしまった。

「「国」の旧字は「國」で、その原字は「或」である。城壁で囲まれた地域を示す「囗」と、土地の境界線の「一」、そして武器である「戈(ほこ)」からなる。「國」は、さらにその外側を城壁の「囗」で取り囲んでいる」って、どうでもいい話を展開したり、「国際司法裁判所が厳しい勧告的意見を言い渡した」

って、まったく関係のない話まで持ってきている。
ジェンキンスさんの話は、いったいどこへ行ったのか。

で最後は・・・

「「国」という字は、城壁の中に貴重な財産の代名詞である「玉」を置いて、それを守ることを表しているという。今最も大切な「玉」とは何なのか。今日は、国民が、それを示す機会でもある」

って、相変わらず結論のない文章だ。

「曽我さんは北朝鮮に帰れ」「国民は民主党に投票するように」って言いたいのなら、はっきりそう言えよ!

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