日本の一大イベント

やっぱり「若さ」なのかねえ。

昨日のＡＫＢ４８の総選挙。

雨の中会場である味の素スタジアムに集まった若者たちのことだ。

表情の一つ一つが映っているわけではないけれど、必死さだけは伝わってくる。

見ようによっては「バカさ」にも通じるものがあるが、もはや中高年の高年の部類に近づいた私としては、「羨ましい」というよりは、単に「私にゃムリだ」という感想しかない。

そういう意味では、選挙を放映している番組の進行役をしている徳光とか、放送席にいる宮根とかは、見ていて「お前ら、楽しいのか？」と思ってしまう。

特に徳光なんてのは、若者を相手にしたバラエティを仕切る能力なんかあるとは思えないのだけど、順位が発表された後の表彰式（？）でのインタビューで「明日の安田記念は何が来ますか？」とか聞いたりして、本人を戸惑わせたりしている。

普通、そんな質問をして「そうですね、やっぱりジャスタウェイだと思います」とか答えられるほど余裕のあるヤツなんかいないだろうに。

どんな質問にもきちんと答えられるのは、せいぜい高橋みなみくらいじゃないの？


で、結局１位になったのは、悲願達成の渡辺麻友。

まあ、最近バラエティ番組でも芸人とコントを一生懸命やっていたので、相当気合いが入っているなあ、とは思っていたけど、ただそれだけ。

優勝コメントも平凡だし、センターでいる間はいろいろとチヤホヤされるのだろうけど、卒業後はたぶん前田敦子みたいになるんだろうな、という気がする。

すでに卒業を宣言した大島優子と比べても、その素質・存在感の差は歴然だ。

その渡辺が獲得した票数が約１５万票。

これって、集まった票が１５万ということであって、１５万人が投票したのではなく、たぶん１万人もいないだろう。

言うまでもなく、一人で何百枚・何千枚もＣＤを購入する「カモ」が結構いるからだ。

こういう「悪徳商法」を批判するどころか、テレビなどでは積極的に宣伝しているのだから、マスコミにとっても相当いい商売なんだろうと思う。

今朝の新聞にも載っているくらいだから、一大イベントなんだろうけど、わざわざ新聞に載せることかね、というくらい大きく載せている。

でも、どうせＣＤは捨てられるか未開封のままなんだから、ＣＤを購入すれば投票権が発生するのではなく、一人ひとりの「推しメン」に好きな金額を寄付すればいいんじゃないの？

そうしたら、誰が誰にいくら払ったかがわかって・・・

そのうち「うわっ、あいつこんなに使ってやんの。バカじゃないの？」とか言われて、アホらしくなってやめると思うのだけど。