はぶて虫のささやき

日々の出来事について、雑感を書いてます。
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(旧:はぶて日記)

とりあえず、合掌!

2007-06-28 | 日記
宮沢喜一元首相が死去。

この人は、ホントに頭のいい人だったらしい。

だから、人が皆バカに見えてしょうがなかったようだ。
初対面の人には「どこの大学のご出身で?」と聞き、東大以外の大学出身と聞くと、小ばかにした顔をするという噂もあったという。

私としては、「ほお、素人の方は面白いことをおっしゃる」という言い方が、印象的だった。

官僚の塊のような人だったが、きれいな政治家だったと思う。
もちろん、悪い意味でだが。

実はこの人、私の田舎が選挙区だ。
田中角栄をはじめとする、過去の多くの政治家がそうであったように、地元に利益をもたらすのが政治家だと思っていた私にとって、この人が首相になった時は、ちょっと喜んだ。

しかし、この人は、地元に対して何にもしなかった。
特に、脇道もなく、常に渋滞の温床となっていて評判の悪かった国道2号線が、何とかなるのではないかと期待していた地元の人たちは、完全に肩透かしを食った形となった。

もしかしたら、地元のことなんか眼中になかったのかも知れない。
目は、常に世界を向いていて、広島の片田舎なんて、どうでもよかったのかも知れない。

だいたい、この人のやったことでいいイメージのものはほとんどない。

「平成の高橋是清」などと呼ばれたこともあったが、英語が堪能で外国人とも普通に話ができた割には、国際的な面では、ロクな実績がない。

「近隣諸国条項」などもそうだし、あの悪名高い日韓ワールドカップ招致にも尽力したらしい。

ホントに余計なことをしてくれた。

こんな政治家も、晩年はヨーダのようになっていた。
結局この人は、いろんな意味で普通の人間ではなかった、ということだろうか。

それ以外の感想は・・・・

ない

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