はぶて虫のささやき

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(旧:はぶて日記)

映画評1050 ~ ミニオンズ フィーバー

2022-07-16 | 映画評
今日は「ミニオンズ フィーバー」を見ました・

『怪盗グルー』シリーズのキャラクター、ミニオンたちを主人公にした『ミニオンズ』に続く長編アニメシリーズの第2弾。1970年代を舞台に、ケビン、スチュアート、ボブらミニオンたちが騒動を巻き起こす。監督とプロデューサーは『怪盗グルーのミニオン大脱走』などのカイル・バルダとクリス・メレダンドリが担当。『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』などのスティーヴ・カレルらがボイスキャストを務める。


<ストーリー>
舞台は1970年代。12歳の少年グルーが、ケビン、スチュアート、ボブ、オットーらミニオンズと出会った頃。ヴィシャス・シックスと呼ばれる超極悪組織が、伝説の悪党であるワイルド・ナックルズをリーダーから追放した。グルーは新メンバーになるために面接へとやってきたが、悪党気質のグルーはヴィシャス・シックスを出し抜き、彼らの宿敵となってしまう。グルーからボスの素質を感じ取ったミニオンたちは、連れ去られたグルーを救うため、鍼灸師でカンフーの達人であるマスター・チャウの教えのもと、カンフーをマスターすることになる


本作は「第2弾」とはなっているが、「怪盗グルー」シリーズ(「月泥棒」「ミニオン危機一髪」「ミニオン大脱走」)もあるので、それらを含めると5作目となる。

残念ながら、相変わらず吹替え版しかない。

怪盗グルーの鶴瓶には違和感がない、と以前は書いたが、今回は幼少期を描いているので、さすがにあの声はないと思う。

ストーリーを知らずに声だけ聴いていたら、あれが11歳の少年とは、誰も思わないだろう。

とは言え、今回脇役の声優陣には大塚明夫、宮野真守、田中真弓など、かなり豪華な上に、尾野真知子、市村正親などもまったく違和感はなかった。

特に市村正親などは、普段の演技よりも滑舌がよく、聞いていて誰だかわからないほどだった。

とは言え、一方の本家吹替えは、ジャン=クロード・ヴァン・ダムやドルフ・ラングレン、ダニー・トレホ、ミッシェル・ヨーなど、「ミニ・エクスペンダブルズじゃん」と思えるほどだし、やはりこちらで見てみたかった。

さて、内容はいつも通り。

とにかくミニオンたちがかわいい。

それありきのアニメなので、ストーリーが少々強引でも、あまり気にならない。

特に、今回はグルーがあの怪しい科学者と出会った経緯とか、なぜ月を盗もうとしたのか、などの理由が明らかになるので、いわば怪盗グルーの前日譚である。

ただ、今回の悪役である「ヴィシャス・シックス」というのが、公認の(?)悪党軍団みたいな描かれ方をしているのは、何だか違和感があったし、彼らが盗んだ石(?)って、いったい何だったのか、というあたりの展開がよくわからなかった面はあった。

あと、主役はあくまでもミニオンたちであって、グルーは本当は脇役である。

残念ながら、「怪盗グルー」と違って、「ミニオン」シリーズになると、面白さがちょっと落ちてしまうような気がする。

やはりミニオンたちは、脇役くらいがちょうどよくて、グルーの周りでわさわさと大騒ぎするという展開の方がいいと思う。

ということで、今回も面白かったですが、そこそこなので、評価は「C」にとどめておきます。

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