はぶて虫のささやき

日々の出来事について、雑感を書いてます。
映画やスポーツも大好きです!
(旧:はぶて日記)

映画評1252 ~ 刑事ジョン・ルーサー フォールン・サン(Netflix)

2025-02-14 | 映画評
今回は「刑事ジョン・ルーサー フォールン・サン(Netflix)」です。

「ワイルド・スピード スーパーコンボ」「マイティ・ソー」シリーズのイドリス・エルバが型破りな敏腕刑事を演じるイギリスの人気テレビドラマ「刑事ジョン・ルーサー」シリーズを映画化。
「猿の惑星」シリーズのアンディ・サーキスがルーサーと対峙する連続殺人犯を演じ、「ハリエット」のシンシア・エリボが共演。Netflixで2023年3月10日から配信。

主演:イドリス・エルバ
共演:シンシア・エリボ、ダーモット・クロウリー、アンディ・サーキス、トーマス・クームズ、ハティ・モラハン、ローリン・アジュフォ、ビンセント・リーガンなど

<ストーリー>
鋭い洞察力と優れた捜査能力を持つロンドン警察署の刑事ジョン・ルーサーは、凶悪犯の精神状態や行動をプロファイルすることで難事件を次々と解決してきた。その一方で犯人逮捕のためには違法捜査も辞さない彼は、ある事件で犯人を誤って死なせてしまい、刑務所に収監される。そこでとある連続殺人事件について知った彼は、その犯人がかつて自分が捕え損ねた男であることに気づく。ルーサーは男の凶行を止めるべく脱獄し、自身も警察に追われながらも捜査を進めていくが・・・


Netflixで2023年3月から配信された作品で、元々はドラマらしい。

タイトルの「刑事」という言葉に騙されて見てしまったのだけど、これは推理もの・サスペンスなんかではなくて、単なるホラー映画だ。

とにかく、グロいシーンが随所に流れてくるし、殺人者はサイコパスで、どうしてそんな殺人をするのか、という部分はどうでもいい(というか、実際動機なんてよくわからなかった)のだけど、とにかく残酷なだけの映画だった。

異常者なのに「どうしてそんなことができるの?」とか「どうしてそんな情報を持っているの?」とかいう部分も含めて、全体的に展開が意味不明だった。

そもそも、主人公ジョン・ルーサーが刑務所に入ることになったのも、この犯人が起こした連続殺人事件をルーサーが担当することになった途端、彼のかつての悪行(汚職事件等々)が暴かれてしまったからだけど、裁判とかの手続きは一切なくて、いきなり投獄されるのは、いくら何でも無理筋だろう。

だいたい連続殺人事件の犯人(もちろん共犯者もいるけど、大半が彼に弱みを握られていて脅されている人たちか、彼と同じく頭のおかしいサイコパス連中)は、主人公の過去をどうやって調べ上げたのだろうか。

警察内部に内通者がいるのはいいのだけど、過去の犯罪歴にないものが暴露されたということだから、そんなことが簡単にわかるわけがないだろうに。

しかも、担当刑事となってから刑務所に入るまでは、わすが数日ほどだった!?

さらに、手引きする仲間がいたとは言え、主人公があまりにも簡単に脱獄するのも、見ていて唖然としてしまった。

しかも、脱獄した理由が、犯人が投獄中の主人公に対してわざわざ挑発行為を行ったからなのだけど、犯人のこれらの行動もまったく理解不能だ。

脱獄がテーマではないので、このあたりはあまり深く掘り下げてもしょうがないとは言え、この後の展開も含めて全体的にこんな展開ばかりなので、頭の中は「???」だらけだった。

これ以上はツッコんでもしょうがないので、この辺でやめておきます。

ということで、まったく面白くなかったものの、わざわざ「D」にするのも面倒臭いので、評価は「C」にします。

ところで・・・

いつもあらすじや登場人物は「映画.com」から引用しているのだけど、今回のあらすじはいいかげんで、投獄された理由・脱獄した理由等々すべて違ってました。

実際のあらすじはこちら。

「残酷な連続殺人犯がロンドンを恐怖に陥れる中、不名誉にも獄中生活を送る敏腕刑事ジョン・ルーサー。捕らえ損ねたサイバーサイコパスは、自分をあざけるように野放しのまま。そんな状況に耐えられなくなった彼は脱獄し、どんな手段を使っても事件に終止符を打とうと決意する」

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 辞めない気まんまん!? | トップ |   

コメントを投稿

映画評」カテゴリの最新記事