今回は「ザ・アウトロー(CS)」です。
犯罪が多発する米ロサンゼルスの街を舞台に、刑事たちと強盗団が繰り広げる激しい攻防を描いたアクションサスペンス。主演は「ジオストーム」「エンド・オブ・ホワイトハウス」のジェライド・バトラー。共演に「スカイスクレイパー」のパブロ・シュレイバー、「ストレイト・アウタ・コンプトン」のオシェア・ジャクソン・Jr.、「ゲット・リッチ・オア・ダイ・トライン」の50セント。
主演:ジェラルド・バトラー
共演:パブロ・シュレイバー、オシェア・ジャクソン・Jr、カーティス・“50セント”・ジャクソン、
メドウ・ウィリアムズ、エバン・ジョーンズ、カイウィ・ライマン、モー・マクレー、ブライアン・バン・ホルト、モーリス・コンプトなど
<ストーリー>
48分に1回、銀行強盗が発生するといわれるロサンゼルス。型破りな捜査で知られるロサンゼルス郡保安局の重犯罪特捜班を率いるニック・オブライエンは、多発する銀行強盗に日々、立ち向かっていた。そんなある時、伝説の強盗と呼ばれるレイ・メリーメンの一味が3000万ドルの巨額銀行強盗を企てているとの情報が舞い込む。氷のように冷静で、綿密な計画を練るメリーメンに対し、ニックたちも徐々に一味を追い詰めていき、両者が対決する日が刻一刻と近づいていたが・・・
2018年の作品である。
登場人物の誰にも感情移入ができないというか、とにかく何だかよくわからない作品だった。
まず、主人公のニックは、型破りというよりは、かなりムチャクチャな捜査をしており、「伝説の強盗」であるメリーメンが、刑務所を出所後に大規模な銀行強盗を企てていることを突き止めるのだが、その一味と思われる運転手役のドニーを脅して、銀行強盗の情報を得ようとする。
だけど、なぜドニーがメリーメンの仲間だとわかったのか、見ていてわからなかった。
しかも、わざわざメリーメンたちがドニーたち手下とともに食事をしているところに乗り込んで、一味を挑発する。
いったい何のために、そんなアホなことをしたのか、これまたよくわからない。
さらに、メリーメンの女を口説いて一夜を共にし、その時にどこの銀行を襲うのか聞き出す。
しかも、女の住処(?)にいるところにメリーメンが現れるのだけど、どうしてそんな危険な真似をしたのか、これまたよくわからない。
そして、メリーメンの女は、ニックに対してメリーメンが狙っている小さな銀行の名前を教えるのだけど、これはメリーメンがわざと教えるように仕向けた、という流れになっていた。
それでニックたちを騙すのかと思っていたら、情報通りニックたちが見張っている中、その教えられた銀行に堂々と押し入って、中の人たちを人質にとる。
このあたりの展開というか、両者の行動もまったく理解不能だ。
実は、この小さな銀行を襲う行動は、もっと大きな銀行(連邦銀行)を襲うための布石であり、警察が銀行を囲んでいる間に、メリーメンたちは銀行のお金を奪って地下水道から脱出する。
さて、その後がメリーメンたちの本来の目的である連邦銀行襲撃であるが、そこを襲う理由は「連邦銀行は、古い紙幣を裁断して廃棄しているので、そのタイミングを見計らって、その古い紙幣を奪ってしまえば、すでに廃番となった数字なので追跡されることはない」ことなんだけど、わざわざセキュリティの高い銀行で、そんな面倒臭い危険な行為をすること自体が理解できなかった。
いくら番号がわかる紙幣であっても、そんなものいくらでも浄化することはできるだろうに。
しかも、銀行に古い紙幣を持ち込む際、いつも持ち込んでいる業者の車にその業者の服装をして乗り込み、IDカードまで持っていたのだけど、そんなものどうやって手に入れたの?
冒頭で、その業者の運搬車を奪うシーンが出てくるのだけど、そのための準備だということらしいが、その運搬車は襲った際の銃撃戦によって、かなり被弾しているはずなので、かなりボコボコになっていたはず。
そんな車が実地で使えるわけがないのに、もしかしてそこは無視なのか?
これがトム・クルーズの「ミッションイン・ポッシブル」であれば、イーサンたちがそういう行為をしても、敵を欺くための行為として、見ている方も見逃すことはできるが、これが悪党側の行動だとすると、かなり違和感がある。
さらに、連邦銀行の図面からセキュリティからすべての情報を把握していて、それに基づいて綿密な計画を立てて犯行を実施するメリーメンたちだけど、そんな情報をどうやって集めたのかと言うと・・・
実は、単なる運転手役だと思われていたドニーが、この犯行をメリーメンに持ちかけた首謀者であり、銀行の情報は、彼が働いているバーにその銀行で働いている人たちが頻繁に出入りしているので、その人たちの会話から、長い年月をかけて収集した、ということらしい。
んなバカな!である。
いくら関係者全員の会話(と言っても、大半が雑談)をつなぎ合わせたところで、その銀行のすべての情報がわかるわけがない。
よく、こんなアホなことを思いついたな、としか思わない。
このあたりの描写がいいかげんすぎて、見ていて呆然としていた。
そして最後は、メリーメンはニックに射殺されてしまうが、ドニーはまんまと逃げきってしまう、という形で終わる。
見ている途中は違和感だらけだし、後味も悪いので、ホントに胸糞な映画でした。
ホントなら「D」にしたいくらいだけど、面倒臭いので「C」にしておきます。
犯罪が多発する米ロサンゼルスの街を舞台に、刑事たちと強盗団が繰り広げる激しい攻防を描いたアクションサスペンス。主演は「ジオストーム」「エンド・オブ・ホワイトハウス」のジェライド・バトラー。共演に「スカイスクレイパー」のパブロ・シュレイバー、「ストレイト・アウタ・コンプトン」のオシェア・ジャクソン・Jr.、「ゲット・リッチ・オア・ダイ・トライン」の50セント。
主演:ジェラルド・バトラー
共演:パブロ・シュレイバー、オシェア・ジャクソン・Jr、カーティス・“50セント”・ジャクソン、
メドウ・ウィリアムズ、エバン・ジョーンズ、カイウィ・ライマン、モー・マクレー、ブライアン・バン・ホルト、モーリス・コンプトなど
<ストーリー>
48分に1回、銀行強盗が発生するといわれるロサンゼルス。型破りな捜査で知られるロサンゼルス郡保安局の重犯罪特捜班を率いるニック・オブライエンは、多発する銀行強盗に日々、立ち向かっていた。そんなある時、伝説の強盗と呼ばれるレイ・メリーメンの一味が3000万ドルの巨額銀行強盗を企てているとの情報が舞い込む。氷のように冷静で、綿密な計画を練るメリーメンに対し、ニックたちも徐々に一味を追い詰めていき、両者が対決する日が刻一刻と近づいていたが・・・
2018年の作品である。
登場人物の誰にも感情移入ができないというか、とにかく何だかよくわからない作品だった。
まず、主人公のニックは、型破りというよりは、かなりムチャクチャな捜査をしており、「伝説の強盗」であるメリーメンが、刑務所を出所後に大規模な銀行強盗を企てていることを突き止めるのだが、その一味と思われる運転手役のドニーを脅して、銀行強盗の情報を得ようとする。
だけど、なぜドニーがメリーメンの仲間だとわかったのか、見ていてわからなかった。
しかも、わざわざメリーメンたちがドニーたち手下とともに食事をしているところに乗り込んで、一味を挑発する。
いったい何のために、そんなアホなことをしたのか、これまたよくわからない。
さらに、メリーメンの女を口説いて一夜を共にし、その時にどこの銀行を襲うのか聞き出す。
しかも、女の住処(?)にいるところにメリーメンが現れるのだけど、どうしてそんな危険な真似をしたのか、これまたよくわからない。
そして、メリーメンの女は、ニックに対してメリーメンが狙っている小さな銀行の名前を教えるのだけど、これはメリーメンがわざと教えるように仕向けた、という流れになっていた。
それでニックたちを騙すのかと思っていたら、情報通りニックたちが見張っている中、その教えられた銀行に堂々と押し入って、中の人たちを人質にとる。
このあたりの展開というか、両者の行動もまったく理解不能だ。
実は、この小さな銀行を襲う行動は、もっと大きな銀行(連邦銀行)を襲うための布石であり、警察が銀行を囲んでいる間に、メリーメンたちは銀行のお金を奪って地下水道から脱出する。
さて、その後がメリーメンたちの本来の目的である連邦銀行襲撃であるが、そこを襲う理由は「連邦銀行は、古い紙幣を裁断して廃棄しているので、そのタイミングを見計らって、その古い紙幣を奪ってしまえば、すでに廃番となった数字なので追跡されることはない」ことなんだけど、わざわざセキュリティの高い銀行で、そんな面倒臭い危険な行為をすること自体が理解できなかった。
いくら番号がわかる紙幣であっても、そんなものいくらでも浄化することはできるだろうに。
しかも、銀行に古い紙幣を持ち込む際、いつも持ち込んでいる業者の車にその業者の服装をして乗り込み、IDカードまで持っていたのだけど、そんなものどうやって手に入れたの?
冒頭で、その業者の運搬車を奪うシーンが出てくるのだけど、そのための準備だということらしいが、その運搬車は襲った際の銃撃戦によって、かなり被弾しているはずなので、かなりボコボコになっていたはず。
そんな車が実地で使えるわけがないのに、もしかしてそこは無視なのか?
これがトム・クルーズの「ミッションイン・ポッシブル」であれば、イーサンたちがそういう行為をしても、敵を欺くための行為として、見ている方も見逃すことはできるが、これが悪党側の行動だとすると、かなり違和感がある。
さらに、連邦銀行の図面からセキュリティからすべての情報を把握していて、それに基づいて綿密な計画を立てて犯行を実施するメリーメンたちだけど、そんな情報をどうやって集めたのかと言うと・・・
実は、単なる運転手役だと思われていたドニーが、この犯行をメリーメンに持ちかけた首謀者であり、銀行の情報は、彼が働いているバーにその銀行で働いている人たちが頻繁に出入りしているので、その人たちの会話から、長い年月をかけて収集した、ということらしい。
んなバカな!である。
いくら関係者全員の会話(と言っても、大半が雑談)をつなぎ合わせたところで、その銀行のすべての情報がわかるわけがない。
よく、こんなアホなことを思いついたな、としか思わない。
このあたりの描写がいいかげんすぎて、見ていて呆然としていた。
そして最後は、メリーメンはニックに射殺されてしまうが、ドニーはまんまと逃げきってしまう、という形で終わる。
見ている途中は違和感だらけだし、後味も悪いので、ホントに胸糞な映画でした。
ホントなら「D」にしたいくらいだけど、面倒臭いので「C」にしておきます。
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