はぶて虫のささやき

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(旧:はぶて日記)

今、もっとも危険な男?

2019-07-23 | 日記
参院選が終わった。

あの「れいわ新撰組」は2議席を獲得した。

山本太郎自身は落選したようだが、予定通り(?)障害者である2名は当選した。

山本太郎は、「次は衆院選だ」と息巻いているようなので、今回は「どんなことをしてでも名前を売る」ことが目的であったと思われるため、とりあえずの成果は上げたようである。

すでに指摘されていることではあるが、障害者が働きやすい社会を作るために、障害者が国政に出ることは必ずしも必要ではないと思う。

本当に議員活動ができるのか、という疑問符は当然つくはずだ。

それは「議場をバリアフリーに」ということで片付く問題ではない。

しかし、今回の選挙で多くの人たちが胡散臭いと思うのは、山本太郎が後ろで糸を引いているからだ。

こいつがいるから、「どうせ障害者を利用しているだけだろう」と普通の人たちは思うわけである。

そんな山本太郎率いる「れいわ新撰組」が、今回の選挙で掲げている政策は以下の通りだ。


①消費税廃止

②安い家賃の住まい
空き家、中古マンション、団地を活用し、全ての世代が初期費用なし、安い家賃で住める公的住宅を拡充します。

③奨学金チャラ
555万人を奨学金徳政令で救います。

④全国一律!最低賃金1500円「政府が補償」
中小零細企業に影響がない様に、不足分は国が補填。年収200万円以下世帯をゼロに。

⑤公務員を増やします
保育、介護、障害者介助、事故原発作業員など公務員化

⑥一次産業戸別所得補償
食料自給率を100%目指し大改革。第1次産業に就けば安定した生活が送れるよう政府が戸別に所得補償します。

⑦災害に備える・・・防災庁を創設。災害時、実態に合った最大限の取り組みを、国として行える組織作りを始めます。

⑧コンクリートも人も〜本当の国土強靭化、ニューデイールを〜
防災対策だけでなく水道、鉄道などの公共性の高いものは国が主導し、積極的に支出します。

⑨お金配ります〜デフレ脱却給付金・デフレ時のみ時期をみて〜
一人あたり月3万円を給付。二人ならば月6万円、4人ならば月12万円。インフレ率2%に到達した際には、給付金は終了、次にデフレ期に入った際にまた再開します。

⑪財源はどうするの?~デフレ期にしかできない・財政金融政策~
新規国債の発行です。確実に足りない分野と人々に大胆に、財政出動を行い、生活を支え積極的に経済をまわします。
インフレ目標2%に到達するまで、です。到達後、金融引き締めで増税まで必要な場合には、
税の基本(応能負担)に還ります。法人税にも累進性を導入します。

⑫真の独立国家を目指します〜地位協定の改定を〜
沖縄・辺野古基地建設は中止。普天間即時の運用停止。
在沖海兵隊にはカリフォルニア等への移転をお願いし、これまでの駐留経費と同等の費用を日本側で持つことを前提に、米国側と再交渉。沖縄の民意を尊重します。
費用負担が厳しければ、必要分の米国債売却を検討。
対等な同盟関係を築けるよう、真正面から取り組みます。

⑬「トンデモ法」一括見直し・廃止

TPP協定、PFI法、水道法、カジノ法、漁業法、入管法、種子法、特定秘密保護法、国家戦略特別区域法、所得税法等の一部を改正する法律、派遣法、安全保障関連法、刑訴法、テロ等準備罪など

⑭原発即時禁止・被曝させない ~エネルギーの主力は火力~
エネルギーの主力は火力。自然エネも拡大します。

⑮障がい者への「合理的配慮」を徹底、障がい者の立場に立った合理的配慮を更に徹底させます。

⑯DV問題
被害者支援と加害者対策、防止教育を基本とし、DV・虐待のない社会の実現へ。

⑰児童相談所問題

⑱動物愛護
ペットショップでの生体販売禁止。 ブリーダーからの直接譲渡や、保護犬猫の譲渡を促進。 動物実験の削減を強化、義務化。 畜産動物のアニマルウェルフェアを世界レベルに。

https://v.reiwa-shinsengumi.com/policy/


ずいぶんと「耳障り」のいい政策ばかりだ。

これらを見ると「結構勉強はしているな」とは思う。

ただ、現状の問題点を挙げ連ねているだけ、ではあるが・・・

山本自身は、演説がうまいとは言え、これまでの話の内容を聞く限りは、地頭がいいようには見えないので、たぶんバックにブレーンがいるのだろうと思う。

とても「頭のいい」ブレーンが。

しかし、全体を見て思うことは「財源はどうするの?」という基本的なことだ。

ほんの数年前に「私たちに任せてください」とウソを吐き、政権を取った後、何もできないどころか、日本を苦境に追い込んだ民主党のことを、もうみんな忘れてしまったのだろうか。

民主党は「財源はあります(キリッ)」とばかりに、同様に「耳障り」のいいことばかり主張してきた。

どうやって実現するのか、という具体的な部分は曖昧にしたままで、とにかく国民受けしそうなことばかり言う。

特に「消費税廃止」なんて、誰でも言えるだろう。


山本太郎が信用できない理由は、「耳障り」のいいことばかりを言うからではない。

それ以前に、今回主張していることをハナから実現するつもりなどないだろう、と予想されるからである。

彼のバックには中核派がついている、という。

中核派が一方的に山本を支援しているのではなく、持ちつ持たれつの関係なのである。

しかも、彼は反原発派であるが、あの東日本大震災の時に、デマをそこら中で流して「風評テロリスト」と呼ばれており、被災地の方々に多大な迷惑を掛けている。

こんな男が、仮に国会議員に返り咲いたとして、まともな政策を実行するとはとても思えない。

何のために国会議員になりたいのかはわからないけど、こんな男に日本の政治(のほんの一部であっても)を任せるわけにはいかない。

だけど、テレビのニュースを見ると、彼の演説に酔っている若者が多いのが気になる。

口先だけでいいことを言うのなら誰でもできる。

しかし、この男の裏の顔を知れば、とてもこんな男が信用できるとは思わないはずなのだが。

こういう輩が一定数存在するのは仕方がないことかも知れないけど、こいつらがとても日本を良くしようとしているとは思えないところが、何とも悲しいところではある。

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