★ まだ暑くなりゆくけふの暑さかな 長谷川櫂
☆ 蝶の舌ゼンマイに似る厚さかな 芥川龍之介
★ 静脈の浮き上がり来る酷暑かな 横光利一
どちらのお方もよくご存知の作家です。
いわゆる文人で、俳句も作り小説も俳句も一流だったお方です。
勉強不足ですから、現在も、沢山の方がおいでると存知ますが、今日の暑さぼけで、すーと出てこない。おいおい、思い浮かぶだろうけど。
☆ 伸びきってゐたる暑さやタマの午後 高濱朋子
★ あなただあれなどと母いふ暑さかな 竹内立
タマならぬ 姫 が伸びている。私のおつむは、暑さで痺れている。当分続くだろう。
⛵ 窓近き花茣蓙に猫ごろごろり
昨日のしりとり俳句
⛵ 村の名は美郷夕菅ゆれてをり
⛵ ボンネットバスで初夏の岬めぐり
⛵ 臍に汗たまりゆく囃子稽古かな