
昨日からの、大型台風12号で、京都での句会はキャンセルをした。
祇園祭は、京都東山 八坂神社の祭礼。
何度か 見物には行っている。祇園の老舗旅館 ぎおん畑中 で泊まったのが想い出に残る。
今年の12号台風は、去年と同じく徳島県が大変だったらしい。
夜中、つけっぱなしのラジオから、川田川、園瀬川、勝浦川と聞き知った、川が危険水域を越えましたと、アナウンサーの緊迫した声が告げる。
今朝は、まだ雨は少し残っているが、危険水域に達した支流の川の水も、大事には至らなかったので安心した。
★ 颱風の心支ふべき灯を点ず 加藤楸邨
色々、例句を読んでいても、楸邨の句に叶う句は探せない。説明するとこの句が小さくなるから、鑑賞者にまかす。
★ 台風の来ぬ間の早き夕支度 岡安仁義
昨日の夕飯。なかなかに、間食をしてお腹が空かぬと言う、夫のお尻を叩いて、停電にならぬとも限らないからと早目に食事を終わらせた。我が家の、そのまんまの景色。台所俳句を男性が詠んだ。


★ よぎりたる月鉾みえし小路かな 長谷川櫂
★ 人をさがして鉾の町鉾の辻 小川三補子
私は偶然、テレビのチャンネル を回していて、祇園祭の中継を観た。雨でも祇園祭は行われている。多くの人々の期待もあろうことだし、無事、滞りなく終わって欲しい。
私は、祇園祭吟行句会に行けなっかったのは、すごく残念だが、交通機関のこともあるし、次の機会があればいいと思っている。
句会は午後から。どんな句を詠むのでしょうか。
古い都の町衆の 何百年も伝統を守ってきた、心意気に敬意をささげる。


★ 鉾にのる人のきほいも都かな 其角
★ 東山回して鉾を回しけり 後藤比奈夫
★ 熱き夜の街埋めまつ鉾の数 堀口星眠
昨日のしりとり俳句
波退きてあわてふためく海月かな
紅い薔薇言葉たくみな女の子
伝説に夏目雅子の水着かな
草いきれジャングルジムに赤い錆
まといつく猫けふの暑さおもひやる
オソマツ