老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

5年後が思いやられる競技場

2015-07-18 11:43:52 | 俳句


 今朝の新聞の、一面記事。
支持率低下が囁かれる総理が、先輩の 元森総理に、気兼ねして言い出せなかった、2020年のオリンピックに向けて建設しようとしている国立競技場が、高コストの批判を受けての決断をした記事だ。今までの新国立は「白紙に」し、新しい計画を立てると言う。

   ★   5年後が思いやられる競技場    田岡弘

 今朝の川柳欄に、早々と句にまとめて載っている。いわゆる、時事川柳だ。
他に彼の時事川柳句、たくさんあり、列挙すれば遑がない。

   ★   新聞社批判の句だが載るのかな

 昨年の、朝日新聞の慰安婦に関する記事。吉田調書 に材を採った句。

   ★   中韓に比べパラオの温かさ

 最近の、天皇さまの、パラオ参拝の折の、パラオ大統領 始め国民のあたたかい歓迎を句に詠んでいる。

 時事川柳 は、時間が経過すると、インパクトが少なからずも薄れがちになると、私は思っている。しかし、彼が本物の、川柳作家である証しは、これら、いつの時代にも普遍の句の数々である。

    ★   夢の中だって主役に成りきれず   田岡弘

    ★   首輪より野良の自由を選びます

    ★   敗北を酢味噌で和えている夕べ

    ★   憧れたキス寸前で目が覚める

    ★   直線を生きてる男で芸がない 




 今朝の庭。グラジオラスが咲いている。 姫 がかっ歩している。



   昨日のしりとり俳句
   🎐   見はるかすイムジンガンや夏の月

   🎐   熱帯夜猫寝まりゐる風の筋
 
   🎐   蓮の香聴かんと風を待ちてをり

   
                
            






  
コメント
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