老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

      桜実となる

2019-04-19 21:00:22 | 俳句

 

       

桜が実となっていた。早や、、と言う思い。

犬友のお家を通りかかると目に入った。

 

           主のゐぬ犬小屋桜実となりぬ

 

 

広い庭にはブランコ。犬の小屋も。向うにいつも私が散歩をしていた池の堤が見える。

 

            子育を終え鞦韆の寂び寂びと

       

 

      

以前は二匹の犬がいた。犬の代わりにぬいぐるみの犬がいるようだ。

 

          犬連れて嫁いでゆきぬ花は実に

 

 

先日は写真を失敗してしまった、林檎の花も満開だ。

秋になると、ゴルフボールくらいの大きさになる。姫りんごである。

 

            花林檎うぶ毛指もて梳る

 

 

 

            

 

殿を見付けると、ここの奥さんが「殿ちゃん、殿ちゃん、、、」と声をかけてくれた。殿はこれ以上振れないように尻尾を左右に振って奥さんに跳びついてゆく。それも、もう五年も前になるなだ。あの頃に比べると、この姫林檎の木も大きくなったと思う。    

 

            七人の小人初蝶は右左            

 

              

 

この家のガーデニングは旦那さまが主になってやっている。

色々なガーデングッズは旦那さんの趣味が生かされているみたい、、、といつも楽しく覗いて通る。

 

            林檎咲く故郷に一日憩ひけり

            春日傘かしげ選挙カーやりすごす

 

   

          

コメント
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