老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

    木瓜の花

2020-03-03 11:10:58 | シニア


この写真を見た連れ合いは「薔薇」かと言う。
いいや「木瓜の花」と答えた。
しかしバラ科、薔薇に似ている。

      

散歩の途中で見つけた。石垣を積んだ垣根に咲いていた。
バラ科の落葉低木。中国原産で小枝に棘がある。


   
しばらく歩いていると又、今度は、とある家の菜園の垣に。
草木瓜の花だ。
バラ科の小低木。丘陵地帯や山野に生える。小枝には棘。


    

木瓜の花は好きな花の一つ。ことに薄い桃色の木瓜が好き。芯が薄緑の木瓜は特に好き。

一回、聞かれたことがある。
自分の庭でありながら、咲いている名前を知らないと。最近に職場をリタイアをし庭の整理がてら、色んな花を植えてガーデン作りに精を出している屋島の麓に広い庭を持つ女性に。

その時は秋。
私の好きなピンクの木瓜が咲いていたから見ていた。
つまらないことも言いながら教えてあげた。

「木瓜の花」ですよ。季節を問わず、いつで咲くので一節には ボケ とも云うそうですよ。

さしずめ今は寒木瓜か?
我が家の庭にも咲いているかな?今。
春も秋も冬も思い出したように ボケラボケラと咲く愛する花だ。


昨日も病院。
定期検診だ。待時間二時間。
新型コロナが蔓延をしている病院は嫌だが、心臓の音も医師に確かめてもらわなくてはと!

糖の下り方が上昇をしているから薬を足すことに。

全くこのブログは人間の終末に向かうプロセスを綴っている。
シニア越えて老婆の生活の一幕。

病院の帰りに車を降ろしてもらい散歩の途中に見つけた「木瓜の花」と「草木瓜の花」

幸せだ~と思う一舜だ。



        石を置く筵の四隅春北風
             (最近の句の推敲。春北風の季語を得た)

        俳句好きの集へるバーや西行忌
        

        落椿疏水に鳥どちにぎはへる
              (栗林公園の傍の疏水に色んな鳥が行き交っていた。)

        頬白の声ポケットに時刻票

   
病院の待合室で時間潰しに、それでも草臥れる待ち時間。       

   
         養生の食も飽きけり木瓜の花


コメント
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