Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

対外姿勢は、このままで良いのか?

2008-10-01 00:29:00 | インポート
コナサン、ミンバンワ!2008=平成20年秋も、いよいよ本番の気配。10月も拙日記を宜しくお願い致します。

さて先日発進した麻生新内閣。早速ある閣僚の舌禍事件をきっかけに、多難な舵取りを余儀なくされている様です。些か自業自得的な面はあるものの、今の諸情勢が極めて難しいものである事は認めても良いでしょう。
麻生閣下には今暫く、悪戦苦闘をお願いしますと言う所でしょうか。

次に国内もさる事ながら、我国の外交面も難しいものがある様ですね。
これから暫く、先月下旬に全国紙S新聞に載った、外交評論家 岡本行生さんの寄稿記事を引用しながら、この問題を少し考えてみたいと思います。主題は「国の生きざま 選択の時」であります。

「何かがおかしい」
2004=平成16年4/24の真夜中、3隻の自爆ポートがイラクのバスラ沖合のオイル・ターミナルに突っ込んで来た。1隻の行く手には原油を積んだ28万tの超大型タンカー「高鈴」が停泊していた。間一髪のところで2隻のボートは多国籍軍に爆破され、「高鈴」は軽度の損傷で済んだ。
しかし、もう1隻のボートを阻止しようとした米海軍と沿岸警備隊の水兵計3名がボートの自爆によって死亡した。全員が、本国に幼い子供たちを残していた。2日後、国際テロ組織アル・カーイダ系のグループが犯行声明を出した。
今年8/27、アフガニスタンでNGO=非政府組織「ペシャワール会」の伊藤和也さんが、遺体で発見された。伊藤さんはジャララバード近くで、多くの村民に慕われながら農業指導を行っていた。しかし、この痛ましい殺害事件を報道番組の某人気キャスターは、「テロとの戦いのひどさ、これは一体なんだろうという気になります」と、カメラに向かって深く頷いた。彼は、伊藤さんを殺したテロがひどいと言ったのではない。伊藤さんが殺されたのは米軍の誤爆などが原因である、だからテロと戦うことがひどいと言ったのだ。
このキャスター氏は、イラクで自爆ポートを阻止して殉職した米兵3名の遺児たちに「お父さんはひどいことをしてくれた」と言うのだろうか。
一部のマスコミは、秩序を維持する側と破壊する側のどちらを被害者、どちらを加害者と考えているのだろうか。何かがおかしい。
こうした空気の中で、インド洋に海上自衛隊を派遣する「新テロ対策特別措置法」が打ち切られようとしている。改正案成立の目途はたっていない。

「襲撃者たち」
海上自衛隊の補給艦は、インド洋のソマリア沖に展開する多国籍艦隊に補給するのが任務だ。ソマリア沖では、日本の海運会社が所有したり管理したりする船舶に対する襲撃が頻発している。今年の4/21には巨大タンカー「高山」が襲われた。
4am過ぎ、サウジアラビア西岸に向かっていた同船の約4km先に現れて急速に接近して来た不審船は、ロケット弾と機関銃を撃ち込みながら「高山」に強制接舷しようと執拗に試みた。付近の海域に展開していた多国籍艦隊の独軍艦「エムデン」が救難信号を受信し「高山」と交信しながら直ちに救出に向かった。常に多国籍軍の通信を傍受している襲撃者たちは、約1時間後に逃亡した。
8/23、貨物船「AIZU」の前に現れた不審船は、6kmに近づいたところで2隻の高速艇を降ろし、襲撃を開始した。「AIZU」は何度も被弾しながら多国籍艦隊に非常信号を発信。襲撃母船はその通信を妨害し続けたが、結局ほぼ1時間で去った。
救難信号受信後、ヘリコプターを含め多国籍艦隊の救援が到着するのが平均1時間前後だからだ。
その他にも詳細は公表されていないが、昨年10月から数隻の化学タンカーや貨物船が襲われた。その中には今なお捕らわれている船もある。
以上の事案は、日本関係船舶についてのみのものだ。全体では夥しい数の船が襲われている。報道されないが、襲撃者たちに拿捕された船は今年だけで18隻。今も捕らわれている船員は合計130名以上に上る。(続く)

この一事を拝読しても、我国がエネルギー資源の大半を依存する中東地域の治安が極めて悪く、自国船舶の安全航行の為に、自力にて何らかの対応を早急に行う必要がある事をお分り頂けると思います。

次回ももう少し、岡本さんの記事を引用して話を進めさせて頂こうと思います。(以下次回)*(日本)*
コメント
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