新しい米合衆国の駐日大使 C・ケネディさんが着任された。まずは一言祝意と共に、これからの難しい所に、どうか亡父J・F・ケネディ元大統領の蛮勇になぞらえて、我国と共に乗り越えて下されたく思う。勿論、そんな事はご自身お分かりだろうが。政治家としての力量は未知数との事だが、米合衆国にては屈指の親日派、そして弁護士免許をも有する知識人だけに、今はそこに期待したい所。試行錯誤は仕方のない事として、我々日本人も、今は静かに見守りたいもの。ただ、先日の超大型台風の災害に見舞われたフィリピン国の救援と復興支援には、是非知恵をお借りしたい思いもある。ついでの様で恐縮だが、同国の犠牲各位への弔意と、被災された方々へのお見舞いの意も申し上げておきます。
次に、今秋の皇室園遊会の折、天皇陛下に、(福島県下の原発事故被害対策を主とする)直訴の書状をお渡しした山本太郎参院議員に対し、匿名で刃物を郵送する事件があった様だ。これ以外にも、議員会館周辺を舞台に、国粋勢力による非難の街宣活動などがあると聞くが、両者の関連は不明。ただ、山本議員の行動に不適切あったのは事実としても、刃物の送付はちとやり過ぎではないだろうか。同議員の「辞職の意思なし」をも含む、園遊会にての行動への反省の意が不足しているとしても、皇室行事への参加禁止などの処分は下っているし、暫くは同議員の政治姿勢が、俺などとは思考の異なるものであるとしても、静観しても良いと思う。もし、議員の職に留まるのが不適切なら、任期6年の長さからすれば必ずしも適当ではないかも知れないが、次の選挙で落選させれば済むレベル。刃物を送って自殺勧告(と思われる)レベルには、山本議員はないと俺は見る。が、しかし・・・
「自殺勧告」を迫られるレベルの不良人物は、他にいると強く思う。その双璧が、旧民主党の実力者、小沢一郎と鳩山由紀夫だろう。前者は政治資金を巡る巨額不正(これを巡って、同元幹事長の専属秘書は、刑事責任を問われているにも関わらずだ)、決して適切ではなかった民主党幹事長時代の政権運営、そして、天皇陛下を中国大陸の新最高幹部に半ば強引に面会させた所業。これは戦前なら「不敬罪」に当たる暴挙ではないのか。更に、政権運営はしばしば停滞、先の震災復興をも遅らせる結果を招いた罪業は、決して軽くはないだろう。
次に後者。これはもう「日本憲政史上最低の内閣総理大臣」のレッテル通りの有様。なかんずく、我国固有の領土たる、尖閣諸島の帰属に関し、中国大陸との間に係争がある様な軽口を発したのは、本当に首相経験者の自覚が全くない証拠であろう。曰く「ポツダム宣言に書いたるでしょ。我国の固有領土は、北海道・本州・四国・九州って」・・・鳩山、お前はアホバカか?安保上重大な影響ある、我国固有領の島嶼部はどうでも良いのか?そうでなくても、水源地などの重要な土地物件の(中国大陸を初めとする)外国資本による買い漁りを黙認したのは、お前のダメ連立政権だったろうが!本当に、これらの売国的とも言える一連の言動には、怒声の一つも上げたくなろうと言うものだ。
もう一つある。鳩山政権時代、地球温暖化ガスを、対1990=平成2年比で25%削減などと言う、おおよそ達成不可能な非現実的目標を口走り、結局は、それが当時の国際公約となってしまったではないか。環境対経済についての、ろくな調査や検証もせず、当時連立中だった社会民主党や国民新党の押しに負けて、適当に作ったとしか思えない。これらの、こんな無責任野郎共にこそ、反対勢力は刃物付自殺勧告状を発送すべきなのだ。いや、その表現が不適切なら、百歩譲って「しても良い」と強く思う。
折しも、政権担当時には原子力政策を条件付きで推進しようとした小泉元首相が、先の震災被害と北欧の原子力関連施設の視察結果を再評価して「原子力エネルギーには頼るべきでない」見解をお示しになった。同元大臣のご見解は評価が分かれており、一つには、安倍現政権への牽制ではないかとの見方がある一方で、他の野党各党、特に左傾勢力の存在感を弱める狙いがあるとも言われる。俺は後者に期待すると共に、小泉元首相の新見解が、底部では同様の深い見識を以て表されたものである事を、今は信じたい。
「それに引き替え」鳩山の体たらくはどうだろう。全く「これが、同じ元内閣総理大臣か」と目を覆いたくなる天地の差ではないか。各社の報道番組の出演要請からも逃げ回っていると言われる。はるか昔、江戸期・徳川幕末の頃、反乱を図った「つまらぬ者に国の事共を任せると、芳しい結果は得られない」と言う意味の、大塩平八郎の言葉は真実だったと言う事だ。勿論、これらの不心得者共は無視を決め込んでいるだろうが。