Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

輸入自転車破損事故から身を守れ

2015-04-19 20:47:38 | 日記・エッセイ・コラム
愛川欽也さんが亡くなられた。名優にして名司会者、既に故人の菅原文太さんと共に好演された映画「トラック野郎」シリーズを初め、アニメ「いなかっぺ大将」「ハクション大魔王」などでの声のご活躍、夜の名物だった「11pm」「パック・イン・ミュージック」など多くのTVやラジオの番組司会でも大変お世話になった。最近になって健康面が優れなかった様で、詳細は割愛するが、これまでの大きなメディアにての功績に、心よりの一礼を申し、ご冥福をお祈りする事としたい。

話は変わって、前回は我国の誇る高速鉄道 新幹線の安全面に翳りがある事への懸念に触れたが、より身近な乗り物 自転車に、差し迫った危険が及んで来ている様だ。
今朝の某TV報道によると、インター・ネット経由で取得された一部の輸入自転車に、走行中 骨格とも言えるフレームが突然破断するなど深刻な破損事故が発生、ユーザーが深手を負われたケースが複数あると指摘していた。この手の車種は、普通は販売店を経て入手される国産自転車などに対し価格が安く、見た目上、ワンランク以上の高性能車を手に入れ易いのは良いのだが、国産車レベルなら余裕で耐えられる衝撃や段差に弱く、前述のストレスでも簡単にフレームが破断してしまうケースがある様だ。
こうなった場合、乗っているライダーは転倒して頭部などを強打する恐れがあり、悪くすると致命傷に繋がりかねない危険をも孕んでいると言う。又、通行量の多い所で事故が生じれば、周りの歩行者や自転車を巻き込んでしまう恐れも相当にあると言う事だ。

店頭よりユーザーに供される国産及び輸入自転車の多くは、販売前に業者による十分な点検が行われ、強度などに不足があれば、行き渡る恐れは殆どない。対して、インター・ネット販売のそれは、特に輸入車の場合そうした検査態勢が不十分な場合もままあり、そのまま走らせると、記事の様な破損事故に繋がる恐れも少なくない様だ。
勿論、強度面、安全面が不足のままの製品を出回らせた外国メーカーや取扱い業者にも、その責任は大きくあるだろう。事故に遭い、深手を負ったあるユーザーの方は、業者を相手に賠償訴訟に踏み切り、勝訴はされたが、相手方は既に組織消滅していて、金銭面の支払いを受けられないでいると言う。
欧米諸国にては、自転車の安全面の法的規制が既に確立していて、強度面で問題あれば、販売を禁止できる強制力や業者向けの罰則もある様だ。我国にても当然実施されるべきだが、輸入規制を嫌う抵抗勢力のせいで法整備が遅れているとか。放置すれば、更に深刻な事故に繋がりかねない上、真に必要な健全な規制さえ否定され、為に不法行為を繰り返す悪徳業者が高笑いする悪しき事態を招きかねないであろう。そしてそれは「モノ造り」を身の上とする、我国の製造業の印象を深く傷つけ、国際的な信頼を大きく貶める事にもなり得るのである。

この様な事態を阻止する為にも、自転車の安全基準に関する法整備を早急に進め、施行する努力が強く求められよう。多くの事共に積極的に取り組む安倍政権なら、反対勢力の言い分を退け、それができると俺は信じる。
その一方、やはり自転車ユーザーの安全への姿勢も問い直されるべき。ネット経由で入手した車であっても、当然防犯登録をしなければならない。この折に、持ち込んだ自転車店に一言伝えれば、僅かな費用で一渡りの点検はして頂けるはずであり、その段階で強度不足などを指摘できる事も多いはずだ。つまり、自転車をネット購入する向きは、当然の義務である防犯登録をも行っておらず、その為破損による負傷事故があっても、不利な立場に追い込まれ易いと言えるのではないか。
自転車もインター・ネットも、それは身近で便利なツールではあろうが、同様に相当なリスクもある事を、改めて思い知るべきだろう。同時に「安全はタダでは手にできない」事ももっと自覚すべきだと心得るがどうか。

今回の画像は、拙故郷 東三河の豊川市内で親しまれる、市役所そばの桜並木。遠くに自転車で散策中の方々が見えるが、春毎にこうしたノンビリ風景が見られる事を願うのは、俺だけではないと思います。
コメント (2)
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