Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

表現の不自由展~一抹の疑問

2019-08-01 20:26:58 | 社会・経済

2019=令和最初の 8月も、拙ブログを宜しくお願い致します。台風通過で長めの梅雨が明けたは良いが、予想していたとはいえ 半端ではない猛暑の日々。それでも今夏は短めとの予想も出ている様で、各位どうか適切な水分補給や必要に応じての空調利用などでどうかこの時季を乗り切って頂きたく思う所。又 経済の面を顧みても、暑い時季は暑くないとという所もあり、そこの辺りは機動的に柔軟に思考を変えて向き合えればなどとも思う所です。

本題に入ります。今年は 3年に一度の当地美術の大祭典「あいちトリエンナーレ」の該当年とかで、名古屋都心の主な関連施設で今日から 10月中旬までの予定で各種の展示が始まった由。期間中は数十万人規模の観覧が予想されるが、この中で一つ疑念を抱く展示があったので触れておきたく思う。公立施設たる 愛知県美術館で展示の「表現の不自由展・その後」についてであります。

当該展示は、主に政治色を帯びた主張や表現が問題視され これまでにも展示が見合わせられたり改変が行われた作品を十数点集めたものの由だが、例えば大韓民国の作家による「平和の少女像」は同国ソウル特別市の我国大使館前に設けられた「慰安婦像」に酷似しているとされ、他にも国会議員の靖国神社参拝を批判した人物や 護憲原理主義への拘泥のかどで、首都圏の某公民館報に掲載を断られた俳句なども含まれるとされる。

新聞、TVやネット報道からみて、どうもこの展示は左派容共・護憲原理主義思考の勢力によるものと見なさざるを得ず、果たしてこれが公立施設での展示に相応か、拙者は一抹の疑問を抱くものだ。因みに、今回催事は、若手著述家・津田大介監督によるもので、拙者は同氏の論評姿勢には懐疑的である。

当地の大物医療人、高須克弥さんは「慰安婦像(の様な塑像)を美術作品と思う日本人がいるのだろうか?」と SNSなどで疑念を呈され、拙者も概ね同感だ。「表現の不自由展」は 2015=平成27年に首都圏の民営施設で初開催され、今回はその続編の由。拙的には、これが前回と同じ民営の場所で催されれば何も申さない所だが、今回は公立施設。「政治性には踏み込まなかった」との津田監督の説明は、明らかに説得力に欠けると心得るものだが。

ネットを拝見すると、やはり多くの異論が表されている。拙地元紙 C新聞の首都圏版 T新聞に載った 美術評論家・黒瀬陽平さんのご見解は、思考の立場を超えて顧みるべき事共を表されている様に思う。曰く「公立美術館では、殆ど前例がない美術展。だが規制にも色々なレベルがあり、全てを『表現の自由』で括るのは危険な面もある。規制された作品を集めただけでは、スキャンダリズムと変わらない。公共施設や公金を投じた事業である以上、市民の疑問やクレームに応える義務が発生する。作者や主催者が美術としての論理や価値をしっかり示すことができれば、成功したと言えるだろう」

結果はまだは分かっている。が、しかし「表現の不自由展」が黒瀬さんが触れられた「美術としての論理や価値をしっかり示すことができれば」が果たせるかどうかは、甚だ疑問だ。そも、津田監督がそうした厳しい視線と真摯に向き合っているかどうかも怪しいもの。高須院長らが「慰安婦像に酷似」の指摘をされた「平和の少女像」にしても、美術作品としての認知がされるのか?仮に認めでもすれば、あの朝日新聞の捏造記事の間違いを そのまま認める事になりかねないとも思うものだが。

こうした展示が、民営ではなく公立施設で催される機会を得た事も、拙的には適切とはいえずと心得るものだ。前述の通り、こうした露悪的、自虐的ともいえる展示にせよ、民営施設で行う分には それは「表現の自由」につき少なくとも拙者は黙過するも有りだが、今回はそれはできない。公立施設での展示は明らかに不適切だ。津田監督以下の主催陣と、許可した県行政当局の見識を疑わざるを得ない。何よりもこの展示には、我々の納めた血税のいくばくかが投じられている事実を見過ごしてはならない。

同時に前述の「平和の少女像」などは、保守側からの展示妨害などを恐れてか、各地市民有志(実はプロ市民活動家勢力)が交替で展示場所に張り込んで警備するとか。これもおかしな話だ。誇りある美術作品として 大いなる自信を持って送り出すならば、小賢しい妨害など受ける様な事態は稀なはずだし、常時有志が張り込む必要もない。本当は その様な自信や矜持はなく、やはりどこかに政治性が絡んでいるからではないだろうか。

これから秋まで、ほぼ2カ月に亘りロングランで行われる各種展示を観覧されるのは、勿論各位の自由だが「表現の不自由展」に関しては、前述の様な胡散臭さが漂って仕方がないので触れた次第。これも観覧自由だが、可能ならそうした影が漂い 付き纏っている風合いがある事に留意願えれば、尚可だと思う。拙者はというと、やはりそうした展示をつぶさに観覧する意思はない。今回画像は、只今お色直し中の TV塔と 隣接の催事施設「オアシス21」の夜の共演を。以下に、関連記事複数をリンク致します。 https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201907/CK2019073102000142.html (T新聞記事)   https://samurai20.jp/2019/08/oomura/ (福岡・小坪しんや行橋市議様)  https://ameblo.jp/bonbori098/entry-12500396275.html (保守の会会長・松山昭彦様)

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